メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

秋田・大館フリーきっぷで行く東北花紀行

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まだミキモト真珠島の日記も書いていないのに恐縮ですが、先日東北へ行ってきました。角館で武家屋敷としだれ桜を見るというのが数年来の夢だったもので…西日本で桜を楽しんだあと前線を追って北上するというのが、なんとなしロマンチックに感じられたのでした。
はじめは「角館で桜を見て、乳頭温泉郷にでも行って温泉につかりまくり…女友達を誘ってもいいくらいオシャレなプランだわー」と思っていたのですが、今回使用した秋田・大館フリーきっぷのフリーエリアに五能線*1が含まれていることを知ったため、

一日目:角館と周辺エリアで花まみれ
二日目:十二湖で池まみれ
三日目:鯵ヶ沢でイカまみれ・犬まみれ+ミニ白神でブナまみれ

という歩きづめのプランになってしまいました。日程もギチギチで全体的にまみれすぎでしたが楽しかった!

出発:夜行あけぼの号

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上野からあけぼの号に乗車。秋田・大館フリーきっぷは、秋田方面への新幹線・夜行列車の往復指定席と秋田・大館エリアの乗り降り自由券がセットになっています。東京都区内発は28,100円と単純に秋田へ往復するより安いです。
行きで利用したのは夜行列車あけぼののB寝台ですが、あけぼのにはB寝台ソロという完全個室の席もあり、フリーきっぷでソロを利用することも可能です。ソロは人気があるので早めに予約しないといけない。帰りのみソロを取れたんですが、通常のB寝台に比べてくつろぎ度は段違いです。

角館の武家屋敷としだれ桜・桧内木川堤のソメイヨシノ

秋田から、こまち(こまちは全車指定ですがフリーきっぷ利用の場合は空席に座れます)に乗車。40分ほどして角館に到着。
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早朝からガン切れしている犬の兄弟を見ました。
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有名な武家屋敷通りのしだれ桜。前評判に違わぬ美しさ!朝の八時前くらいですが結構見に来ている人がいました。
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しだれ桜に限らずどの木も大きいので見ごたえがあります。
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しかし写真がうまく撮れなくてフラストレーションが溜まるばかり…損な性分ですね…。
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内部見学できる武家屋敷もたくさんあります。ここは石黒家。桜の季節は早朝から見学可能ですし、昔の生活様式について説明を受けることもできます。西宮家は中がレストランになっていたり、屋敷ごとに見どころがあるので色々まわってみるといいですね。
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石黒さんは医学に造詣が深かったらしく、解体新書の写しが保存・展示されていました。手の筋がえらいことに!びっくりするほどアナトミア!
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武家屋敷通りを外れて桧内木川堤へ。ここもソメイヨシノのトンネルで有名なところです。
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名所に限らずそこらじゅうに、レンギョウ・雪柳・梅・桃・桜・スイセンフキノトウなど花という花がいちどきに咲いていてこわいくらい!東北の春すごい!

八津カタクリ群生地

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角館から今度は秋田内陸縦貫鉄道に乗ります。この電車がまた一両でかわいらしく、左右にはさえぎるものなく田園風景が広がって異常な爽快感!今回は全体的に鉄分が多めで、電車に詳しくもないのに鉄山メレ子と名乗りたい気分です…。
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八津のカタクリ群生地です。ここは西明寺(さいみょうじ)栗という大粒で良質な栗がとれる栗林なんですが、栗の根元にカタクリが自生するようになり、アリに種子を運ばれて里山を埋めつくすほどに増えたとのこと。
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陽がさすと紫の火が地面を舐めているかのようでした。
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珍しい白いカタクリカタクリって発芽してから花をつけるまでに7〜8年かかるらしいです。こんなにかわいい花なのに、何その臥薪嘗胆っぷり…。
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山なのでアップダウンが多少きついですが、一時間から一時間半くらいで一通りコースをまわれます。八津駅の待合室はカタクリと栗がフィーチャーされていてかわいらしい。右のポスターは元泥棒による「鍵はかけといたほうがいいゼ!」という熱い呼びかけです。農村部は今もいちいち鍵をかけない土地柄なんでしょう。

刺巻湿原のミズバショウ

刺巻も角館からJR田沢湖線で20分ほどの駅。いい加減足が棒になってきます。複数人ならタクシーを使ってもいいかもしれない。
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湿原の上に木道が整備されていて、歩きながらミズバショウを観賞。
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わたしは中学のときに尾瀬の水芭蕉の歌を歌ったことがあるくらいで、ミズバショウを見るのは記憶する限りはじめて…水辺の妖精の可憐な風情を期待していたのですが、時期が遅かったらしくしどけないことになってました。妖精っていうより妖婦だ!悪くないネ!
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ミズバショウの中にたまに隠れるようにして生えている黒っぽい花は、ザゼンソウというのだそうです。たしかに座禅を組んでいる修行僧みたいに見えます。ゴマシオ頭。
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ミズバショウの奥にはここにもカタクリの群生が!
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いいかげん夕方なので残照が差しこんで、八津とはまた違ういい雰囲気になっていました。
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ミズバショウカタクリが同時に見られるなんて贅沢だワー
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この日はこれで秋田市内に戻り、たんぽ鍋を食べたあとドーミーイン秋田 こまちの湯*2というホテルに泊まりました。翌日はいよいよリゾートしらかみに乗って五能線の旅になります。私としてはそっちのほうがより印象に残っているので、ぜひ次回以降もお付き合いください!


角館・八津・刺巻 -a set on flickr-

*1:秋田県東能代から青森県・川部を結ぶローカル線。日本海沿岸ギリギリを走ることから美しい車窓風景を楽しめ、十二湖や千畳敷鯵ヶ沢など見どころが多い

*2:ここは四千円台から泊まれて、部屋も綺麗だしコインランドリーや大浴場がついているのでとてもおすすめ!