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メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

五能線で神秘の湖「十二湖」をたずねる

外出 写真

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秋田・大館フリーきっぷで行く東北花紀行の続きですが、もちろん単独でも読める東北旅行記です。前日は角館周辺エリアで花を中心に見まくったメレ子ですが、この日は秋田からリゾートしらかみに乗って五能線に乗り入れ、青森に向かいます。
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朝八時半、リゾートしらかみの橅(ぶな)編成が到着です。しらかみには五能線の名所にちなんだ橅・くまげら・青池という3パターンの車両があり、車体や座席の色が違います。今回の旅行ではたまたま3つとも乗れたのでラッキーでした。なぜかいや増す鉄分…。
参考→JR東日本秋田支社:リゾートしらかみ*1
しらかみは全車指定席です。本数も少なく人気のある列車なので、秋田・大館フリーきっぷを購入する際にはしらかみの指定も受けておきましょう(指定料510円)。各駅停車は時間のロスが多いのでおすすめしません。
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出発なのー!
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一時間ほどすると能代に到着。「十分ほど停車しますのでシュートに挑戦してみてはいかがでしょうか」という謎の車内アナウンスにつられてホームに出るとそこではバスケ大会が…!!
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駅員さんものけぞる熱いシュート!
能代市には能代工業高校というバスケの超強豪校(漫画『SLAM DUNK』の山王工業は能代工業がモデル)があって、能代をバスケの街として盛りたてていこうという考えらしいのですね。シュートが決まった人はしらかみの木製コースター的なものをもらっていましたが、なんであんなコースターが手に入らなかっただけで超くやしいのか…自分の運動神経が憎い…!「左手はそえるだけ…」(シュポッ)「ワー」「終ったな…」「ああ…」ってところまでシミュレートできていたのに!*2
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歯ぎしりしているうちに日本海が見えてきて車内も色めきたちます。日本海の岩ってゴツゴツしてますねー(瀬戸内育ち)
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秋田から二時間で十二湖駅に着きました。ここからバスで奥十二湖まで行きます。
いいマップを見つけたので紹介→十二湖バリアフリー情報(十二湖マップ)
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十二湖は地震の山崩れで川が堰きとめられてできた湖といわれ、実際には約30の湖沼群があるらしいです。なんで十二かというと大崩から見たとき湖が十二個見えるから、という説があるという。上の写真は鶏頭場の池です。青池ばかりが有名だけどこちらも翡翠みたいな色だなァー
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そしてこれが青池!透明度は高いのに藍を流したみたいで不思議!
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青池のまわりにはこういう木のバルコニーができていて、拍子抜けするくらい開けたところです。それはいいとして、葉っぱで池の青がだいぶ隠されているのが残念…パンフレットの写真は葉っぱを掻きとってから撮っているんかしら?ふだんも葉っぱ掻きとりサービスをしてほしい!
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青池がなぜ青いのかは今も原因がよくわかっていないらしいです。不思議すぎる…
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車道には戻らず、ブナ林を歩いて「沸壷の池」に行くことにしました。
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アブにたかられながらしばらく歩くと(虫よけスプレーをかけておくべき)沸壷の池に着きます。
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青池より緑が濃いけどこっちも幻想的だわー、葉っぱもあんまりないし…
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沸壷の池から車道におりてくると、中の池のほとりに茶店があって十二湖のおいしい水でいれた抹茶を出してもらえます。写真は抹茶と、器に手をかけた瞬間抹茶にダイブした羽虫です。つらいことがあったのか羽虫よ…話くらいなら聞けたかもしれないのに…(抹茶はメレ子がおいしくいただきました)
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駅方面に車道をおりていくと、十二湖ビジターセンターとイトウ養殖場があります。「幻の魚イトウ」ってよく言うけどおいしいのかしら?
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越口の池。普通の湖だけど森の反射がきれいです。
次のしらかみまでまだまだ時間があるので、また林道に入って日本キャニオン展望所なるところに行ってみることにしました。
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キャニオン展望所に行く道はただの雑木林で楽しさ度は低いので、軽く散策したい人にはすすめられません。ところどころ石灰岩っぽい崩れやすそうな土質で、雨が降った後なんか滑りそうですね。まあ石灰質だから日本キャニオンができたわけだけど。右は山道に落ちていたオトシブミの卵。オトシブミは甲虫の一種で、卵を葉っぱで小包にする習性があります*3
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ヒーヒー言いながら暗い山道を抜けてくると、向かいの山に白い岩肌がむきだしになっています。これが日本キャニオンです。言うまでもなくグランドキャニオンにちなんで名づけられました。日本アルプスだの日本キャニオンだの…欧米に名を借りることでスケールの小ささを云々されてしまうような命名はやめるんだ!
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たとえば「メレ山崖」とかそういう名前にして独自にPRしていったほうがいい!メレ子の名前を使うのが嫌なら弘法大師とか松尾芭蕉とかいるジャン、そういうの御用達の有名人がさー
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ふたたび車道に抜けると、八景の池のほとりに末丸旅館という旅館が建っています。ここは宿泊所を探していたときに「アカショウビンを見られる宿」として紹介されていた旅館で、とても気になっていたのです、シーズンは夏*4なので見送りにしていたのです。飲み物を買って休憩しながら、ご主人にアカショウビンについていろいろ教えてもらいました。
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壁にはお客さんの撮ったアカショウビンやヤマセミ、ツキノワグマ(!)の写真が。「百万くらいするカメラを持ってくる人もいるけど、声はすれども…で見られるとは限らないのよ。ここの池に来たり、毎年どこの池に来るか気をつけておいて、車で連れて行ってあげるんだけどねー」百万…。
ご主人の話しぶりから赤翡翠(漢字)愛が伝わってきて、いつかここに長逗留してアカショウビンを撮ってみたくなってしまいました!機材とか技術とか頑張らないとなー
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発奮したメレ子は、バスを待つ間「混んでないから好きなだけ乗っていい」とのお言葉に甘えてボートに乗ることにしました。
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よく考えると自分で手漕ぎボートをこぐのほぼはじめて…*5逆にこいだりグルグル回転したり*6、ご主人が見かねてもう一艘のボートで漕ぎ方指南してくれるなどわけのわからない状況を経て、なんとか行きたい方向に行けるようになりました。おもかじいっぱい!
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広い池に自分だけ、聞こえてくるのは鳥の声のみ…
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ここにも少しだけ水芭蕉が咲いてました。
池をあっちゃこっちゃしていたらあっという間に一時間ほど経っていた(∵主にこぐのが遅い)ので、ボートを降りて末丸旅館の向かいからバスに乗り十二湖駅へ。
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しらかみの青池編成でさらに北の鯵ヶ沢に向かいます。
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末丸旅館でもらったパンフレットよく見たら「ようこそ超自然空間へ!」とあった。言いたいことはわかるけどボートで異次元空間に連れていかれたり巨大イトウに襲われたりしそう。
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泊まったのは鯵ヶ沢温泉ホテル山海荘です。古くなった本館を安いビジネスパック用の旅館にして、高級旅館は別に経営している感じ*7。客室もきれいだし、向かいのごはん屋さんの割引券もついていて大満足です!
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客室&スナック「ワイマール」(見ていると「めくるめく」というフレーズが浮かびソワソワしてしまう)
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向かいのごはん屋さんも農具やら漁具やら鉄道グッズやらCLAMPの漫画がおいてあって異常なごった煮感。
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よゐこ濱口の「いきなり黄金伝説」で巨大ダコをしとめた旨が書いてある色紙。巨大ダコをしとめる男とか超理想だわ…
で、実際に翌日の鯵ヶ沢観光では巨大ダコの干物を目にしたり、イカのカーテンを見たり、さらに日本一かわいい犬とふれあったりしたので次回をお楽しみに!メレ山先生の珍道中を読めるのはメレ腐だけ!


十二湖・鯵ヶ沢 -a Set on flickr-

*1:日本海に沈む夕陽を見られる時間帯なども載っていて、とても参考になる!日程決めるのにこのHP首っぴきでした

*2:他にも千畳敷に停車する際は見学時間を設けてくれるなど、観光クルーズ列車ならではの工夫があります

*3:オトシブミについて知りたい方はこのグッドな記事をどうぞ→http://d.hatena.ne.jp/doublet/20080508#p1

*4:アカショウビンは渡り鳥

*5:ボートは殿方にこがせるというお高い女アピールです

*6:ドジっ子アピールです

*7:別に「ホテルグランメール山海荘」「鯵ヶ沢温泉 水軍の宿」という施設がある