メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

京都の奥座敷、新緑の鞍馬・貴船を歩く

P5152683
あ…ありのまま起こったことを話すぜ…『比叡山に行こうと思ったらいつのまにか鞍馬に着いていた』何を言っているのかわからねーと思うがメレ子です。京都市内から叡山電車比叡山に行こうと思っていたのですが、間違えて鞍馬・貴船方面行きに乗ってしまったので、ポジティブに歩き倒してきました。
P5152692
鞍馬といえば鞍馬天狗!終点『鞍馬』で電車を降りると巨大な天狗オブジェを発見。
P5152690
ありのまま起こったことを書きます。『天狗を撮っていた人がいつのまにか天狗になっていた』天狗撮りが天狗になる、これが牛若丸に兵法を授けたという鞍馬天狗の術か…恐ろしい…。
P5152694
おみやげ屋にも天狗・烏天狗のお面などが売られています。
P5152700
これが鞍馬寺の玄関口「仁王門」です。今日のコースは、仁王門から由岐神社や金堂を経由して、奥の院がある山道に入り、貴船川におりて貴船神社と奥宮をまわって叡山電車貴船口」駅がゴール。ゆっくり回って休憩も入れれば二時間から三時間くらいです。鞍馬と貴船が一日でまわれるなんて知らなかった…。
P5152715
鞍馬の火祭りで有名な由岐神社です。10月22日、若者が大きな松明をかついで練り歩くそうです。
P5152719
鳥居の上の急な階段には、巨大な夫婦杉がそびえています。
P5152722
見上げると体が反りかえって階段から落ちそう…。
P5152726
P5152724
天狗のお守り販売機が置いてあります。鼻についついさわりたくなってしまいますね。ご立派なモノをお持ちで…(ゴクリ)
P5152725
いかめしい豆天狗が頭につまっています。ヒー
P5152736
源義経供養塔のあたりからだんだん傾斜がきつくなって、わりと息もたえだえな雰囲気…。
P5152745
由岐神社から15分ほどで鞍馬寺金堂に到着。毘沙門天の神使トラの狛犬があります。
が、実は毘沙門天の神使は、本来はあのベストオブおぞましい蟲ムカデなのだとか!その由来は

  • 足がたくさんある=おあし(銭)がつく:金運向上
  • 足がたくさんる=足しげく通う:商売繁盛
  • 鉱脈の走る様がムカデに似ている:鉱山の神

など諸説あるようです。鞍馬寺では初寅に、客に「福百足」といって生きたムカデを薬として売ったといいます。また、ムカデを食べる鶏を飼うことも鞍馬では禁じられていたとか…ムカデを祀るのはちょっと生命リスクが高すぎる気がします。命を張ったダジャレ!
でも狛虎が狛ムカデだったら今頃ものすごく喜んで写真をとりまくる私がいたと思うのでだいぶ残念です。狛ムカデにするのに遅すぎるということはありませんよ…。
P5152747
実際かなりの山奥なので、貼ってある毒虫リストも気合が入っています。
P5152748 P5152749
金堂の裏には霊宝殿という、鞍馬の自然・歴史などにまつわる展示をしている建物があります。奥に入らずに引き返すにしても、ここの毘沙門天像だけは見ておきたいです。荒ぶる仏の像は阿弥陀像その他の優しい仏像よりパワフルで魅力がわかりやすい。
P5152756
奥の院・貴船に向かう道に入って間もなく出てくるのがこの木の根っこ。有名な「木の根道」です。鞍馬山は下に岩盤が張っていて根が下に行けないため、しかたなく上に出てきてしまっているらしい。木が傷んでしまうのでなるべく踏まないようにしてくれということです。
P5152762
杉に囲まれるようにして建つ大杉権現社。
P5152766
社の前に彫りかけの木像が落ちていました。にこやかですがちょっと怖いです。
P5152777
P5152786
P5152787
奥の院まで断続的に木の根道がつづきます。歩くのがたいへん!天狗に武術をならわずともこんなところにいたら超健脚になれるよ!
P5152791
奥の院魔王殿です。鞍馬は山自体が霊峰という概念が強いのか、建物はけっこうあっさりしてますねー
P5152792
魔王殿から貴船川までがまたアップダウンがきつくて大変なのですが、なんとか川音が聞こえるところまでたどりつきました。
P5152795 P5152798
貴船ついたー!
P5152801
まだ気分は山猿のままなのにえらいオシャレっぽいところに来てしまった…。
P5152802
料亭におびえつつ貴船神社に到着。
P5152803
P5152805
P5152814
ここカレンダーとかで見たことあるワー、新緑が目にしみいるようやで…
P5152817 P5152825
夕方のおつとめ的な何かをする神社の人
P5152821
ここは水占いのおみくじを浮かべる水占斎庭(みずうらゆにわ)です。ちょっと面白いので水占をやってみることにします。
P5152826
おみくじをゲットして
P5152829
斎庭に浮かべると(葉っぱは演出です)
P5152838
文字が出てきて…
P5152848
大吉じゃー!!!
ふだんおみくじは全然引かないのですが、ここの水占はどう見ても霊験あらたかですね。このブログを見た人にも必ずや幸運が訪れることでしょう。ありがたやありがたや…(幸運のおすそわけのお礼はお礼ははてなポイントでオッケーです)*1
P5152851
P5152864
機嫌よく奥の宮に向かいます。右手の貴船川沿いには料亭がギッシリと並んで、目がつぶれそうな高級感が漂っています。気温も下界と5〜10度は違う感じです。ちょっと寒いくらい。
P5152869
奥の宮につくころにはすっかり共産主義者になっていたメレ山ですが、奥の宮の前には川におりる道があったのでまた機嫌をなおしました。ホタルがいそうなきれいな水ですね。辺りは姿は見えないけれど繁殖期のカエルの鳴き声に満ちています。
P5152873
ここが奥宮です。貴船といえば丑の刻参りとか和泉式部の歌とかあって、なんか女の妄執を一手に引き受けているようなイメージですが、奥の宮の辺りは人もおらずなんとも幽玄…
P5152899 P5152881
鞍馬から貴船にいたるまで点々と咲いていたのはシャガの花です。黄色と紫の斑が美しい。
P5152888
花のひとつに陣取っているクモを発見しました。
P5152885
クモ「花につられて寄ってくる虫ガンガン食べて天下取るんじゃー」
メレ子「彼の夢を語ってるときの目が好き…目がたくさんあるし…」
P5152908
間違えて行ったわりに楽しんでしまいました。これから夏までの季節は歩いているだけでも涼しくて気持ちいいので、京都の奥座敷のほうまで足をのばしてみてはどうでしょうか。貴船から回れば最後はくらま温泉に入ってサッパリしたり、天狗の面をかぶってゲンセンカンごっこすることもできそうです(つげ義春)。


鞍馬・貴船 -a Set on flickr-

*1:マジで数人の方からはてなポイントをいただいてしまいました…本当にありがとうございます!!アタイうれしい!!!