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メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

化石や鉱物のフシギに胸おどらせる「石ふしぎ博物館」

外出 写真

今回は京都御所の西側にある「石ふしぎ博物館(益富地学会館)」の紹介です。珍スポットを多数紹介している「日本珍スポット百景」さんの紹介記事を見て、「こんな楽しそうな石の博物館が京都のど真ん中にあるなんて!」とさっそく出かけてきました。
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三階建てのビルがまるごと地学会館で、一階は受付・売店、二階は会員のみ利用できる図書・研究室、そして三階は一般人でも楽しめる標本展示室です(土日祝のみ公開)。
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入館料200円というリーズナブルなお値段を払って三階に上がると、そこには石たちがひしめいています。
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ちなみにメレ山の鉱物知識は「石頭には定評がありますが…」という残念なレベル…。でもそんな私でも楽しめるフトコロの深い博物館であることをご説明していきたいと思います(っていうかこの日記のお出かけ情報全般がそんな感じですよねー)
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まずはビッグな水晶の塊に釘付け!「さわるとケガするぜ」と書いてなかったら頬ずりして血だらけになってしまいそう!
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しかしよく見るとケガ云々はウソ情報であることが判明*1。どうせなら「これは水にきれいな言葉をかけてできた水の結晶なのでさわると祟りがあります」くらい言ってほしい。なぜなら権威に弱いメレ子はわりと信じてしまうから…
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鉱物だけじゃなくて化石も展示されています。左は恐竜の卵の化石。右は海ユリやサンゴや貝の化石なのですが、石灰岩の母岩を塩酸で溶かして取り出しているそうです。化石は珪酸になっているので塩酸をかけても溶けないんですって。手書きの説明がなんともあたたかく、熟読してしまいます。
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岩塩ランプ。「塩の味がします」それは舐めろということ?誘ってるの?ぶぶ漬けなの?
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いろんな色の水晶。
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これは蛍石。紫外線を当てると光るらしい*2です。わたしもひとつ持ってるけど、紫外線を当てる機会にめぐまれていない…持ち主はいつも紫外線の恐怖に晒されているのに…。
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”砂漠のバラ”。きれいな顔してるだろ…死んでるんだぜ…そもそも生きてたことないんだぜ…。
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花みたいでフシギといえばこれも!「桜石」です。実物はもっとピンクがかっていて、ほんとに桜の化石みたい!京都の亀岡・桜天神で産出するそうですが、貴重なので天然記念物の指定を受けているとか。
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カフカに見えるオケン石ですが、これこそ頬ずりしたら血まみれになってしまいそう…*3
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リアルフカフカのアザラシの写真をそっと添えるセンスも光ってる!
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石たちはだいたいガラスケースに入っているのですが、解説員さんのいるコーナーにはさわって確かめられる標本もあります。いろいろ質問とかしてみましょう。写真は鳴石といって、中の空洞で一回り小さい石がコロコロいってる音がしてこれもフシギ…!
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これは鉛筆の化石ですねー。上にのせた白亜紀の恐竜の時代が学歴社会であったことはあまり知られていませんが、卵から無事に恐竜チルドレンが生まれていたらこの鉛筆で書き取りとかをさせられていたはず…。まあ受験戦争が白熱した結果、モンスターペアレントとかいろいろあって、最終的に恐竜は知恵熱で滅んじゃったんだけどねー。原始の脳は数Cとかになるとオーバーヒートしちゃうの!現代の脳もメレ子とかそうだけど…。
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ここで問題です。たくさんの結晶が並んでいますが、この中に人工の結晶があります。どれが天然でどれが人工かわかりますか?
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続きは益富地学会館で…と言いたいところですがそんなに簡単に行けない人も多いと思うので…ガビーン!
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地学会館創設者・益富寿之助先生の写真がたくさん飾ってありました。明治34年生まれ、漢方薬局を経営するかたわら地学の研究に没頭し、在野にして多大な業績を挙げたといいます。石に詳しくない人でも心から楽しめる展示にその精神が継承されているのかもしれませんねー
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こんな美青年に「桜石掘りに行くんだよねー」と言われたら「石とかもうすごい興味あるんでお供させてください」と言ってしまう!(最低の締め方)
それはそれとしてとても魅力的な展示のかずかずでした。運営されている方々の鉱物愛がこちらにも伝染して、「見た目が派手な石ばっかり気になってしまうけど、こういうフシギな姿かたちの成り立ちもちょっと勉強してみようかな…」という気持ちにさせられます。

石ふしぎ博物館(益富地学会館)
・入館料:200円(小学生以下無料)
・開館日:標本展示室 土日祝のみ公開(お盆、年末年始、「石ふしぎ大発見展」京都ショー・大阪ショー中は閉館)
 ※図書室・研究室・器具販売は開館日が異なるので注意
・開館時間:10時から16時
・アクセス:地下鉄烏丸線「丸太町」北西2番出口・バス停「烏丸丸太町」より徒歩五分/交差点から北方向に歩き、パレスサイドホテル前を過ぎた角を左に曲がると右手に見えます

最新のアクセス・イベント情報等はこちら→益富地学会館ホームページ

石ふしぎ博物館(益富地学会館) - a set on flickr -

*1:doubletさんのご指摘によれば「ところどころに極めて細い針みたいな水晶が混じっていて、それが指に刺さると抜けなくてひどい目に遭うのであながちうそってわけでもないのです」とのこと。海にいるガンガゼみたい…こわい…

*2:DocSeriさん情報:「蛍光性のものはごく一部だけです」残念!

*3:これも誤解で、同じくDocSeriさんによれば「毛玉のようにふわふわ」らしい。イメージできないのでミネラルショー等で購入して感触を確かめてみたいと思います