沙東すず

以前はメレ山メレ子という名前で「メレンゲが腐るほど恋したい」というブログを書いていました

太宰府は天満宮だけじゃない!巨樹と花畑の春サイクリング

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高校時代の友達の結婚式に出席することになり、週末に福岡に一泊。4月に入っても氷雨が降ったりしている東京から一転、太宰府天満宮とその周辺がビックリするくらい春に満ち満ちていたのであやうく結婚式のことを忘れそうになるくらい楽しんできました!
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※昔の人が考えた病気の虫シールを貼りまくったらマップというより百鬼夜行絵巻になってしまった今回の地図
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大分出身なので福岡なんて今さら観光するまでもないと思いきや、そこまで身近でもなかったりします。埼玉や神奈川と東京の距離感と一緒にしてもらっちゃ困る…いちおうソニックというクソ揺れる特急は走っているのですが。ということで、太宰府にガチ観光しにやってきました。
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初詣くらいには来たことあるはずですが、まったく記憶にない…大分にも宇佐神宮っていうリッパな神社があるけんね!(福岡の属州扱いされるまいという矜持)
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参道には名物・梅ヶ枝餅のお店が建ちならんでいます。行列のできている店とそうでない店の違いが不明なので、お庭のきれいな店でひとつ食べてみた。相場は105円で、あんこの入った餅の表面をパリッと焼いてある。
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天満宮の入り口。韓国からの観光客が多い印象です。
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「春眠暁を覚えzzz…」
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壮麗な本殿。
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本殿前には有名な飛梅があります。
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菅原道真が都を追われたときに慕って飛んできたという由来があります。わたしが左遷されたら育てているクワズイモは飛んできてくれないと思いますが、クワズイモのためにも暖かいところに左遷される必要があります。
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シーズン待ちのしょうぶ池をのぞいていたら、おばあさんと孫が
「なんかおる〜」
「ああ、おるねえ。アメ…アメ…アメーバ?」
アメンボと間違えているんじゃなかったら逆にすごい。
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広い境内に巨大な楠(クスノキ)が生えまくっている。
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趣旨はよくわからないが、クスの葉をかくアートなイベント中らしい。葉を焚いて香りを楽しむ予定もあるようです。クスって不思議ないいにおいがするからね〜
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大樹になりがちなクスですが、これはケタ違い!異界への扉みたいのがあったようだが、かたく閉ざされている。そういえば菅原道真って死後の伝説だとかなりスケールのでかい怨霊ですよね。
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many many 楠 !歩いているだけで気持ちいい。
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神社の裏手には梅林と茶屋が広がり、梅の時期に来たらすごいことになっていると推察されます。
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「梅のときにもいっぺん来ちみよ」
菅原道真の使い神は牛なので、牛の像も境内にたくさんあります。
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境内からお隣りの九州国立博物館に向かう。
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さっきのが入り口かと思ったら、なんと山の上の建物にエスカレーターでつながっているのだった。
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ここが九博。アジア諸国と九州の交流をテーマに展示をしています。建物はすごく立派ですが、せっかくの文化交流展示なのだからもっと尖れる気がしました。「てつはう」の実物は興味深かったし、元寇の資料とかがあればもっと見たい!撮影禁止なのも残念。
「針聞書(はりききがき)」という、昔の人なりに病気の原因について考えて書いた病気の虫のトンデモ図解本が有名なのですが、それも行ったときは展示されておらず残念至極…針聞書の紹介記事は安土桃山時代の医学書がキュートすぎる件 - ココロ社などを参照のこと。

でもミュージアムショップに売られている病気の虫シール等の針聞書グッズは超かわいいのでオススメ!ショップだけなら入場無料だし。上のマップに貼ってあるのは風邪の虫、脾臓に巣くう虫、性病の虫などのシールです。


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天満宮と博物館を見終ったものの、中途半端に時間が余ってしまった。パンフを見ると「大宰府政庁跡」などが春爛漫の野っ原でくつろげそうな予感ですが、徒歩30分はちょっときつい…レンタサイクルとかあれば…と思ってiPhoneで検索してみると、なんと大宰府駅で自転車の貸出をしているとのこと。さっそく駅に舞い戻り、ママチャリを漕ぎ出しました。普段からこれくらい冴えた言動ができればいいのだが、一人旅のときだけ脳が活性化するらしい。
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駅員さんの「裏道のほうが楽しいですよ」との薦めにしたがって、よくわからない裏通りを進む。それにしても暖かすぎて東京とは別天地ですね…。
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10分ほどで広い野原にたどりつきました。
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ペンキを塗ったようなテカテカのキンポウゲが咲き乱れてる!
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何かの遺構なのかと思いましたが、特に案内板とかはなく完璧な春の野原になっている。
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どうやら野原は観世音寺というお寺の敷地の一部だったみたいです。帰って調べてみたら、秋にはコスモスの名所となるみたい。
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この梵鐘が国宝らしいがどのへんが国宝なのかはよく見えなかった。わたしに言わせれば横の野原も完璧すぎるので国宝指定すべきである。
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宝蔵殿に重文の仏像などもいっぱいあるようですが、時間の都合上カットしてしまいました。すごくいいお寺なので、あらためてゆっくり見たい。
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東大寺などとともに天下三戒壇のひとつとされるなど、かなり規模の大きいお寺だったようですが、建物のほとんどは焼失・倒壊して礎石のみが残っています。
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小さな畑に大根も花盛りであることよ…と見ていると
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カラスよりひとまわり小さい鳥がやってきました。カササギの夫婦みたいです。はじめて見た!
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「早くツブツブしたのの季節にならんかね〜」「あー、あの黄色くて甘いやつね〜」
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「それにしてもあついねえ」「はるはなついねえ」「もはや原形を留めちょらんぞ」「ウフフ」
伝説では織姫と彦星の橋渡しをするだけあってすごく仲良しのようです。絶えずくっちゃべりながらぴったりくっついて歩き回っている。
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「さっきからコッチ見よるブロガーはつがいじゃなかねえ」「つがいじゃなくて寂しくないんかねえ」
メレ子「一人旅は万物の霊長固有の楽しみなんだよ!」
まあ明日は親友の結婚式なので、おしどりならぬかささぎ夫婦を見たことは縁起がいいとも言える…
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メレ子「しかしこれはひどい…オオゲサすぎる愛の巣築いてんじゃねえぞ!」
実際に停電を招いたりすることもあるらしい。


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観世音寺から大宰府政庁跡はすぐ。西国の防衛と外交と一手に引き受けていただけあって超広大!まあ奈良の人なら平城宮跡とか見慣れてるので真顔でスルーしちゃうのかもしれませんが…。
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たくさんの礎石がありますが、どうもこれは真新しいのでレプリカっぽいです。
先日ドキッ!男だらけの合議体に出席していた折、「結婚式で福岡に行く」って言ったら「僕も結婚式で福岡に行った!結婚式前夜は学生時代の友達とおっぱいパブに行った!」と口走った者がいたことから議題は「プチ同窓会気分で行くおっパブの楽しさ」にすりかわり、わたしは「おっパブだけで果たして満足できるものなのだろうか…しかしそれを口に出してしまうと中途半端呼ばわりしたことになるのでは」と考えすぎたあげく、「メレ山がおっパブの話についていけず無口になっているぞ!ごめんなさい」とあらぬ誤解を受けたのですが、礎石のレプリカだけで果たして満足できるものなのだろうか…
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天満宮にあやかってかここにも梅の木が植わっている。


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政庁跡の裏にみごとなレンゲ畑を発見!
↓↓↓以下、ハイパーレンゲタイム↓↓↓
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奈良の明日香村といい、春のまほろばを自転車でめぐるのって最高すぎる…本当は高台に登って、中大兄皇子が築いた巨大な国防施設である水城を一望したかったのですが、時間切れになってしまいました。次は一日かけてゆっくり巡りたい!


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天神の地下街などをちょっとブラブラした後、
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食べログで目星をつけた博多餃子のお店へ。

まるさん餃子

食べログ まるさん餃子

カウンターに並んだ大皿に各種お惣菜が盛られていて、餃子のサイドメニューとして小鉢を300円代でつけることができます。これなら一人でもいろいろ食べられる!
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福岡名物らしいけどはじめて食べた「酢もつ」。コリコリした鶏もつをポン酢であえたもの。
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鉄板餃子は普通のたれ・にんにくだれ・柚子胡椒・ラー油を自分で好きに組み合わせていただきます。二人前からの餃子鍋もおいしそうだった…。
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野菜がいっぱい入った若鶏つくね、博多からし明太子
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熊本のデコポンのシャーベット。熱いお茶も出してくれてうれしい!
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中州ラーメンにしようかと思ったけど餃子にしてよかった。どう考えても食べすぎだけど、しあわせ…


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翌日の結婚式は、結婚式なるものに出るのが初めてだったので緊張しましたが感慨深かった!新婦子といっしょに出席した友達子とわたしは高校時代よく三人でロッテリアでつるんだり、たまには大分市内にはじめてできたスタバに挑んでみたりしたものです。
新婦子のお母さんがお父さんの頭をバリカンで切るのに失敗してハゲをこしらえてしまい、その顛末を新婦子があまりにおもしろおかしく話すものでわたしがそれを図解入りで日記に書いたところ、新婦子がその日記をコピーして帰って親戚内での情報共有に使っていたのですが、わたしは今や知らない人にまで向けてよくわからない日記を書いているのですから時の流れとは予測のつかないものです。わたしも三年後には石油王と出会って東京ドームの広さに相当するレンゲ畑を贈られるかもしれない!


太宰府 -a set on flickr-