「主人がオオアリクイに殺されて~」みたいなタイトルになってしまいましたが、2017年の7月24日に上海に赴任し、ちょうど1年が経ちました。
いろいろな経緯があって予定とはぜんぜん別の仕事を中国でやることになり、動悸がして眠れない夜もありましたが少しずつ慣れてきて今に至ります。せっかく海外で暮らしているのに、中国国内の写真を撮って公開できないのが残念です(邦人のスパイ容疑による拘束事件などもあり、会社の方針で不用意な写真撮影が禁止されてます)。
正直文章どころじゃねえ的な気持ちで果てしなく何かを書くことから遠ざかっていたのですが、つい先日夏休みで日本に一時帰国し、数か月前に帰国したときよりも自分の調子がだいぶ戻ってきていることを感じました。また、自分が繋がっていたいと思える人たちと繋がっているためには、曲がりなりにも何かを書き続けていることが今はいちばん重要だな、と強く実感した次第です。
中国に来る前に日記を書こうと準備していたウェブサービスは金盾によって軒並み規制されており、いちばん気軽に書けるのはなんと古巣の「はてな」だった。「はてな」はいいんかい、中国政府。と遅ればせながら気づいたので、すこし頻度を上げてここで書いてみたいと思います。昔のようなテンションの高い長文旅行記や万人に読まれることを強く意識したものは、もう書かないだろうけれど。デザインももっと日記的なボソボソとした文章に適したものに変えてみました。
Webちくまの書評コーナーに、最近読んだ3冊について書かせてもらいました。二村淳子編『常玉 モンパルナスの華人画家』津村記久子『これからお祈りにいきます』マイケル・ボンド『くまのパディントン』の3冊です。津村記久子さんは本当にいいですね、わたしが小説を書けたらこんなのが書きたい……。
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