メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

ゾウ・仁義なき戦い

アフリカゾウの番組をみました。エコーというグループのボスゾウはもう65歳にもなる女ゾウだが、まだ現役でグループを切盛りしつつ母親業もこなしている。いつまでも女でいたいタイプであるということです。足が弱くてなかなか歩けない子ゾウをまめに世話したりなど、心温まる映像がしばし流れた後、縄張りを争う別グループにエコーのグループの若いゾウがいじめ殺されてしまう。仁侠映画でいうと、束の間の平穏が訪れた回向組が道後温泉に慰安旅行に行っている隙をついて、抗争中の木霊会が本部に押し入って来て、留守番をしていたナンバーツーが拷問の末に撃ち殺されるような展開。悲しくなったけど、よく考えたらエコーの組だって見えないところで同じようなことをしているはずです。回向組だって、台場埠頭でトカレフを取引したり、先代の木霊会会長の愛人をシャブ漬けにして売り飛ばしたりしているのである。そういうところは都合よくカットして放映するなんて、このマスゴミ!でもこれがドキュメンタリーでなくてひとつの仁侠映画だとしたら、どっちかに感情移入するのはいけないことかしら?名前をつけた豚よりつけない豚のほうが食べやすいのはしょうがない…。サバンナではすぐに骨になってしまうナンバーツーの頭蓋骨に、かわるがわる鼻先で触れるエコー達はもう、お焼香を済ませる組員たちにしか見えませんでした。