メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

ススキの高原で大パノラマを楽しむ

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今はもう秋…だれもいない海…ちょっとアンニュイな気持ちになってきたので、奈良と三重の県境に位置し、関西のススキ名所として名高い曽爾(そに)高原に行ってきました。
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近鉄名張(なばり)駅から三重交通バス・中太郎生(なかたろう)で下車。名張江戸川乱歩ゆかりの街らしいが、全力でスルーしています。曽爾高原は車で直接アクセスすることができるんですが、わたしは免許を持っていないので東海自然歩道に沿って峠越えハイキングをする!
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あたりはすっかり秋の農村のたたずまい。納屋でスズメバチの巣を発見したので写真を撮っていると「なんか撮るもんがあるかね?」と近所のじいちゃんばあちゃんがやって来ました。
メレ「あ、ここにハチの巣が…」
じい「うわぁ!気づかんかったワー!」
ばあ「カメラマンさんは目のつけどころが違うんやなあ」
メレ「カ、カメラマン…(ポッ)」
じい「このハチはわしらアカバチって呼んどる。いちばん怖いハチや。母屋の天井裏にもでっかい巣作りよって、この前正男に来てもらって取ってもらったんじゃ」
正男が誰かはわかりませんが、また正男さんに出動してもらう必要がありそうです。だって巣の中からこっち見てる…。
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東海自然歩道の標識に従って農道をのぼっていきます。とつぜん畑から「今日は山登りにはいいのうwww最高やのうwww」と声がかかったりするので油断ならない!
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道端に咲くコスモスとアブ。
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眼前には二本ボソと倶留尊(くろそ)山がそびえています。パノラマ写真をつくってあそんでみた日記 - スイーツにはほど遠いを参考に、Image Composite Editorを使ってパノラマ合成してみました。ちょっと空の色とかおかしくなってしまったけど、これは簡単!
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そのうち草むらに挟まれた細い道にやってきました。なんだかカマキリ密度高いなー
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お!カマキリの交尾発見!
カマカップル「見ちゃらめぇぇぇぇ」
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こっちにもカップルが…ここはカマキリのハッテン場*1だったのか!メスの首筋に顔を寄せたオスの目線がセクシー。
カマ男「デバガメは切り裂くぞ…」
メレ子「プフー、お前らの攻撃などまさに蟷螂の斧…っていうかカマ男、その行為が終ったあと何があるか知っとるか?」
カマ男「えっ?…カマ子ちゃん、何言ってるのこの人…?」
カマ子「うるさい!子作りに集中しろ!」
メレ子「はいはいハンニバルハンニバル。向背位しか知らん奴らはやることがヤバンでいけませんな…せいぜい泡みたいな卵いっぱい産んでくださいね〜」
最近のカマキリいじめが我ながら目に余る。死んだらカマキリ地獄に落とされるような気がしてきました(耳の中に泡みたいな卵を産みつけられるなどする)。
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中太郎生バス停から一時間ほどで亀山峠の登り口につきます。いきなり鬱蒼としてきました。
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じめじめした杉林をかなりの急坂がつづき、息が上がります。そんな中でもこんなキノコを見るとテンションがあがりますね。これはなめこかしら?*2
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♪大地を愛せよ大地に生きる〜 木の子ら〜木の子ら土にかんしゃーせよー
ヤア、きのこの大地讃頌がきこえてきます(もはや幻聴が日常化)
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あ、あれが…出口…(息も絶え絶え)
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ドーン
とうとう曽爾高原を見下ろす亀山峠からの眺望をものにしました!
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パノラマ二作目。右の茂みがわたしの出てきた林道で、右奥の峰は倶留尊山(入山料500円・往復80分)に続いています。
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眼下のひょうたん型の池がお亀池という湿原です。
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お亀池につづく斜面には一面にススキが生えている。
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池のほとりにあるベンチでハイキング客が休んでいます。わたしもお弁当を食べる!
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これを撮ったのは十月初旬なので、今なら穂が銀色にはじけてもっと幻想的な光景になっているのではないだろうか。
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テンションがあがって高原をかけめぐるススキレンジャー。必殺技:ギャン泣きと推定。
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お亀池には食虫植物のモウセンゴケが群生していると聞いて楽しみにしていたのだけど、アシがしげりすぎていて何も見えなかった…。オッサンやおばちゃん達は柵を踏み越えてアシにもぐっていってたので生えているのかもしれないけど。
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アザミの蜜を吸うヒメアカタテハ
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ススキの中に迷路みたいについている道*3を散策。秋はハチが活発な季節なのでちょっとドキドキします。望遠レンズで狙っていたらこっちに飛んできた!
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ハチとは対照的にヨレヨレになって休んでいる赤トンボ。
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曽爾高原駐車場から15分くらい山道を下ると曽爾高原バス停があります。が、終バスが早いのでたいていの人はさらに45分のところにある太郎路(たろじ)バス停まで行くことになると思う。面倒な道のりですが、途中には曽爾高原ファームガーデンやお亀の湯という立ち寄り湯もあるので楽しんでいきましょう!帰り道にお風呂があるとスッキリしていいよねー
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鎧岳を見ながら歩く。葛(かずら)の集落から見る鎧岳は切り立った柱状節理の岩肌を持っていて、国の天然記念物に指定されています。
ちなみに太郎路から名張駅までのバスについてですが、2008年10月現在、県道の落石事故によって一部路線変更されています。わたしも曽爾村代行バス三重交通バスに連絡という帰路をとりました。詳しくは三重交通バスHPをご参照ください。
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車で直に曽爾高原に行って帰るのも気軽で楽しそうですが、農道→林道→高原のパノラマというドラマチックなハイキングコースも自信をもってオススメしたい!ちょっとアクセスが大変ですけど…。
今回のコースも↓の本を参考にしています。

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曽爾高原 -a set on flickr-

*1:「雌雄なのにハッテン場なのか?」と指摘を受けました…雌雄問わず大人の社交場をハッテン場というのかと勘違いしていて赤面(赤面ポイントがおかしい)!

*2:いただいたお便りによればナメコではなく、猛毒のニガクリタケという可能性もあるみたいです。毒要素も含めキノコはテンションあがります!

*3:記事をアップしたあとニュースを観ていたら「曽爾高原で観光客によって勝手につけられた道が問題に」と言っていてショック…なので次回からはできれば迷路っぽい道を通らない方向で散策したい