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メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

冬の天橋立で雪にまみれる

写真 外出 動物

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京丹後に雪の予報が出た日を見はからって、日本三景のひとつ・天橋立に行って来ました。
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地図はいつも書きはじめるときはものすごく面倒なのですが、しだいに絵心が暴走していらないものをたくさん付けくわえ、最終的にまったく意味がわからない感じになってしまう。人はなぜあやまちを繰り返さずにいられないのか…(主語を大きくして責任を分散するテクニック)
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京都北部にある天橋立へは、京都駅から直通特急に乗るのが便利。「特急はしだて」で片道4,000円/二時間ほどです。高速バスは夕方に着く便しかないみたい。
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福知山では猛烈に吹雪いていましたが、天橋立駅を出てみると小康状態。すぐ右手にある天橋立ビューランドに行ってみましょう。
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ビューランドは展望台と遊園地を合わせたような施設で、リフトかモノレールで昇り降りします。前の女の人がさらに前の男の人に「楽しいねー!」と叫んでいた、施設関係者冥利につきるひとこまよ…。
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まばらな遊具はどれが動いててどれが休止中なのか判然としません。どのみち誰も気にしていないのである。
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どんどん雲行きも怪しくなってきました。橋立は半分がた隠れてる。
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もうちょっと天気がマシだとこんな感じに見えます。じつは合宿に行った自動車教習所が京丹後にあって、空き時間に観光に来たことがある。あまりゆっくり見てまわれなかったのでリベンジに来ましたが、すごい返り討ちです。
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これが「飛龍観(ひりゅうかん)」と呼ばれる眺めです。モコモコしてるのは松並木。
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とりあえず降りて文殊(橋立の南端)を観光しましょう。
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みやげもの街の奥に智恩寺というお寺があります。
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ここだけ中高年のツアー客でごった返している。「とにかく寒ーッッッ」という風情の猫がいるが、ちぢこまりすぎていて表情が読めない。
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境内を抜けるとすぐに観光船乗り場があり、知恵の輪灯篭という石灯籠が。「三人寄れば文殊の知恵」にちなんでか「三回くぐると頭が良くなる」という伝承があるようですが、この立地でこれをくぐろうとするのはわりと危険です。これを三回くぐる時点で童心が過ぎるというもので、あまり頭がよくなる展望を持てない。奥の橋は廻船橋っていって、船を通すときに回転するそうです。
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観光船はこんな感じ。座席カバーが丹後ちりめん!教習所の先生に聞いた話ですが、京丹後・与謝野の町は昔は織物業で栄えていて、10軒家があったら8軒は織物関係。二階家の一階を巨大な織機が占めていて、ガチャガチャいう音で友達を呼び出すのもひと苦労だったそうです。ガチャンというたびに一万もうかるというので絹織業富裕層のことをガチャ万といったとか。その栄華をしのんでどっかで「ガチャまん」というお饅頭を作って売っているらしいが、食べる機会がありませんでした。たぶん普通のお饅頭なんだろうけど、いわれを聞くと食べそびれ感があるよねー
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「そこな船!とまりなさい!持っている食べ物をみんな差し出すんだ!」
船内でカモメのえさを売っているので、デッキに出ただけでカモメに過大な期待をよせられます。
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前回は時間がなくて船で往復した橋立を今日は歩いて渡ってみたい。約3kmの道のりです。天候はかなり不安定だけど、マア死ぬこともないだろう…。
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東側に断続的につづく砂浜には重機が点在しています。土砂が流出?して砂浜が消滅の危機にあるので、それを食い止める工事をしているようです。
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歩いているうちに吹雪きはじめ、メレ子を眠らせ、メレ子の上に雪ふりつむ…ハッ、眠ったら死んじゃう…っていう状況になってきた!幸いヒートテックインナーと靴下を二枚重ねたうえにロシア人みたいな帽子をかぶってダウンジャケットを着ているのであまり寒くはないが、カメラのレンズは防滴じゃないので心配です。
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橋立の途中にも誰々が植えた松だとか剣豪が切った石だとか真水の出る井戸とか地味な見どころがあります。しかしスカイフィッシュに襲われてそれどころじゃない。
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パウダーシュガーふったガトーショコラを食べたいネー(この日唯一のファンシーな連想)
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植村直己アムンゼンのことを考えながら歩くうちに一の宮にたどりつきました。ここから笠松公園という橋立の北側展望スポットに行きますが、展望できる気がしない。かといって他に行くあてもない。
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籠(この)神社という立派な神社を抜けてケーブルカー乗り場へ。所要時間は一の宮桟橋から五分ほどです。橋立を中心にコンパクトに見どころがかたまっているなー
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笠松公園に着きました。ここからさらに登山バスで左甚五郎の龍の欄間がある成相寺に行こうと思っていたのに、積雪で運休…もうダメだ!これじゃ旅日記にならないよ…ウッウッ
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なんにもみえないヨー
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こんな丁寧な図解ですすめられているのにカワラケを投げる気分になれないなんて…。
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しかし神は哀れなブロガーを見捨てなかった!売店でしばらくぐずっていたら、いきなり雪がやんで「斜め一文字」と呼ばれる姿をあらわしました。
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雪が積もっていると町並みもいっそう美しく見えます。
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気分も一気に好転、道端の梅を撮ったりしながら一の宮に戻ります。
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桟橋の横では水鳥がたくさんくつろいでいる。外海から橋立で区切られた阿蘇湾は、渡り鳥にとっていい越冬地なんでしょう。
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青色の美しい鳥なのでオオルリかと思っていましたが、鳥にくわしい人に教えてもらいました。イソヒヨドリというそうです。
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波打ち際でたそがれていると思ったらいきなり電光石火でゴカイを引っ張り出したので度肝を抜かれる。
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やっと陽がさしてきたので、観光船に乗るのをやめて帰りも歩いてしまいました。
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行きの電車で「ええ、漂着物の件で向かってます。海上保安庁が…」と電話してる人がいたので、何が漂着したのか気になり砂浜を探索。ドロドロのニューネッシーなどを見つけて一山あてたいものです。左はニュークラゲですが、右は…なんかど根性なタマネギ…部屋が汚い人に携帯で撮った写真を見せられたとき、「うん…でもこのはじっこのミニバンブー、お部屋にうるおいを持たせようという意志が感じられるやん。素敵やん」とフォローしたら「それは成長したタマネギだ」といわれたことなどを思い出します。
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文殊地区に戻ってきて名物「智恵の餅」(数軒あるお店がすべて元祖本家本元を主張していて混乱)を食べました。A福に似ているのはともかく、黄金色の高杯に乗っていてわけがわからなくてカッコイイ!
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さらに駅前の智恵の湯でホカホカに。地元のスイーツと立ち寄り湯まで紹介するなんて、ちい散歩もビックリの充実っぷりヤン…と思いながら、名前がかっこよすぎることでおなじみの特急「タンゴディスカバリー」で京都に帰宅するメレ子であった。


天橋立 -a set on flickr-