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メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

「旅」で角田光代さん・酒井順子さんと特別鼎談しました!/むし旅は奇祭「くも合戦」

「旅」創刊1000号に二度も登場する不穏な存在となっています

旅 2011年 11月号 [雑誌]
旅 2011年 11月号 [雑誌]
posted with amazlet at 11.09.20

新潮社 (2011-09-20)

新潮社「旅」の9月20日発売号はなんと創刊1000号目!実は「旅」は、1924年日本旅行文化協会(現JTB)が機関紙として刊行したもので、日本の旅行情報雑誌としては最長の歴史を誇るんだそうです。フホー…そんな記念すべき号に、連載だけでなく特別鼎談でも登場させていただきました。鼎談のお相手は…酒井順子さんと角田光代さんです!!!!!おそれおおさに呼吸が困難になってきました…
「わたしを元気にする旅」がテーマの鼎談、終始セレブの中に紛れこんだ不審者のテイで個人的には元気どころではありませんでしたが、三者三様の旅行スタイルが明らかになりとても面白かったです。あと、角田さんに実家の猫の鯛ちゃんの写真が入った名刺をお渡ししたところ「(実家のもう一匹の猫)シャチ男ちゃんもかわいいですよねー」とのお言葉、「ブ、ブログをそこまで読んでいただいたとは…」と気が遠くなりかけました。
いろんなお話をしましたが、個人的には「旅慣れてない男性が旅慣れている女性と旅行に行くとヤバイ化学反応が起きがちな件」が、前のめりになるのをこらえるのが大変でした…楽しかったです!

連載2回目の「むし旅JAPAN」は、鹿児島の「くも合戦

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虫と人の関わりなどを書く「むし旅JAPAN」、1回目の主役は愛され系お役立ち昆虫のニホンミツバチでしたが、2回目からもうクモです。「旅」編集部の度量の広さを試しすぎている…しかし、鹿児島県加治木町ではコガネグモが一番の愛され虫なのだから仕方ないじゃないですか!
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せっかくなので、記事を書くために6月に鹿児島に行ったときの様子を書きます。薩摩黒豚のとんかつ、おいしかった…
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一日目は特に予定もなく、雨の中仙巌園へ。これはツツジで作られた篤姫のようです。
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桜島は雲に隠れていた。
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梅雨の仙巌園は、なぜかカニまみれ…
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こんな切り株の中にも
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カニ兵「ワシらもいつでも一戦まじえる用意はできておりますぞ!」
メレ子「ややこしくなるからおとなしくしてなさい」


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翌日は、鹿児島中央駅から「はやとの風」→「いさぶろう・しんぺい」→「SL人吉」→九州新幹線と、JR九州の誇るオシャレ列車たちに乗って鹿児島県を一周しちゃうぞー!
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しかし九州南部を襲った集中豪雨によって、すべてが見合わせられた…
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「みみ水戸岡鋭治がデザインしたオシャレな電車とかぜぜぜ全然乗りたくなかったし…ちょ、ちょっと旅ブロッガー的にて鉄道とかおお抑えておきたかっただけだし…だいたい九州新幹線で九州がひとつになるなんと抜かしおって、大分と宮崎を完全に無視したことの報いをいつか必ず受けるべきだと思うね…」
とうわごとのように呟きながらおしゃれカフェで半日過ごしました。すごくいいカフェだったのがせめてもの慰めだよ…「Cafe & Flyshop Arbor」というところです。鹿児島中央駅から近いので、乗り継ぎの時間などが空いたときにおすすめ。


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くも合戦まで中止になってしまったらもうどうしていいかわからないと思いましたが、加治木町に着いてみるとなんとか開催するようでした。とても静かな町で、告知もこれくらいしかなく、楽しみにされているのかよくわからない。いちおう400年の歴史がある伝統行事で、無形文化財にも指定されているのだが…
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しかし「くものまち」であることは標識などからも明らか…どんな行事なのだろうか?
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合戦当日の様子は「むし旅JAPAN」で詳しく紹介しておりますが、ブログでもちょっとだけ。参加者によって持ち寄られた参加グモのみなさんです。みんなまるまる太った美クモたちです。
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参加者が手塩にかけたコガネグモのメスを持ち寄って戦わせるのがこの「くも合戦」。裃を身に着けた行司さんがすごい動体視力で勝敗を見定めます。
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持ち寄り方も自由すぎて、枝とかにつけたまま持ってきちゃう人とかいるので会場内を歩くにも気が抜けないのである。
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出番待ちのクモ。実はわたし、クモはそこまで得意じゃないほうなのですが、この空間ではクモはみんなにすごく愛されてるし、愛されるだけの風格をもったかっこいい生き物だなーと思います。上位に入賞するようなクモはとりわけ闘争心も強く、試合がすごく面白かった。
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「なんか捕まえられてたらふくエサを与えられたり同胞と戦わされたりえらい目にあったけど、ここを安住の地と心得た!」
決勝戦のために用意されたイスの下に、どっかから逃げ出したクモが巣を作ってしまっていた…ちゃんと山に帰してもらえるシステムなので、ここを安住の地と心得ないで!
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本誌ではクモを持ち寄る参加者の方々の熱意や、合戦を支えるプロフェッショナルについてもご紹介しています。ぜひ読んでみて、よかったらくも合戦に行ってみてください。きっともっとクモが好きになれるヨ〜