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メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

「大トンボ展」で、大空の覇者・トンボの魅力に酔いしれる

外出 写真 動物

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「俺が大空の覇者だ!」
ここ数日、関東ではやたら夜が涼しくなり、センチメンタルな秋の気配。秋の虫といえば、鈴虫などの鳴く虫とあわせて、田んぼに群れて飛ぶトンボなどを思い出す方も多いのでは?わたしも小さいころ、ドブ川の土手で大量の赤トンボを口を開けて見ていたものです。
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2012年度特別展 「大空の覇者-大トンボ展」 - 神奈川県立生命の星・地球博物館
今年の7月14日から11月4日にかけて、小田原にある神奈川県立生命の星・地球博物館では「大空の覇者 - 大トンボ展」という特別展を開催しています。この夏、展示とトンボ撮影会に参加し、それまで特別に意識したことがなかったトンボの魅力にちょっと触れることができました。

トンボの魅力を大解剖!

今回の展示を知ったのは、Twitterでお知り合いになった神奈川在住の昆虫写真家・尾園暁さんから。大トンボ展は、神奈川県博と尾園さんの写真事務所の共催で開催されています。

  • トンボだけでなく様々な虫、趣味の金魚、鳥なども登場する尾園さんのブログ「湘南むし日記

今年は国際トンボ学会議が日本で開催され、さらに尾園さんと川島逸郎さん・二橋亮さんによる共著「ネイチャーガイド 日本のトンボ」も7月に出版と、トンボ関係の方々にとっては、まさにトンボイヤーの趣だったようです。

日本のトンボ (ネイチャーガイド)
尾園 暁 川島 逸郎 二橋 亮
文一総合出版
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「日本のチョウ フィールドガイド」が出たときも「とんでもなく実用的できれいで廉価なフィールドガイドよ…」と思ったのですが、「日本のトンボ」もすごすぎる!
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一種ごとに左ページには標本写真・解説・分布等を配し、右ページにはかなり大きく生態写真を載せた構成が。尾園さんが交尾・捕食・産卵・飛翔などの生態写真をほぼすべて撮られているのですが、トンボたちがとにかく生き生きしすぎている!上の写真はクロスジギンヤンマのオスがメスと交尾をしようとしていたところ、別のオスが現れて最初のオスのお腹にかみついて痴話ゲンカの真っ最中です。写しとめられたトンボの翅脈や宝石のような眼を見ていると、すごく多幸感がある…!光が美しい写真ばかりで、めくっているだけで楽しい。


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はじめて行く神奈川県博には、7月末の国際トンボ学会議の初日、お世話になっている自然写真家の永幡嘉之さんが一般講演をされるというタイミングで行くことに。小田原まではともかく、箱根登山鉄道に乗るやいなや旅行っぽさがすごい。そして、同じ鉄道に乗っている外国の方々もみんな入生田(いりうだ)駅で降りていて、どう見ても世界のトンボ博士たちだわ…
国際会議の様子は尾園さんのブログでも。
永幡さんの講演は、「トンボを通して里山の姿を描く −日本とロシア極東を舞台に−」というものでした。以下、講演の内容をメモしておきます。

  • 里山という言葉が自然保護のキーワードとして、若干ひとり歩きしている面もある
  • 現在、一般に里山と言われる環境で栄えている種というのは、結局はその土地の稲作サイクル(水の田んぼへの上げ落としの時期)に合致した一部の種にすぎない
  • もともと稲作の盛んな日本では、後背湿地は可能な限り開墾され、水田として利用されてきた。もともとその地にいた虫たちは、水路やあぜ・ため池に点在するようになったが、戦後の効率的な農地整備に伴って、その存続も危うくなった
  • じゃあ「水田の前の風景」ってどこにあるんだろう?→実はロシア極東がそれに近い。気候等の条件は日本に近いが、稲作は広まっていないため、低湿地はそのまま残っている。日本では絶滅しかけている種が、向こうでは普通種として栄えているケースがたくさんあります
  • 自然の保護・再生について語るとき、つい里山を取り戻すべき自然のお手本のように語ってしまうが、どの時点に時を戻したいのかをきちんと議論しなければならない

たしかに「日本の原風景」という言葉は、いかにも雑な感じで使われていますよね…その多くはだいたい60〜70年前くらいを指しているんだろうけど、それ以前にもいろんな風景があったはずだと認識しておきたいと思う。わたしは虫にも保全にも詳しくないけれど、せめてツイッター等で連日のように流れてくるおかしな情報に対して、なんかおかしいなと思えるくらいの準備はしておきたい…(脱線気味の感想)。あと、永幡さんが何十回もロシアを訪れていたことは知っていましたが、「なんでそんなに足しげく…すごい虫がいるのかしら…」くらいにしか思っていなかったので、こっそり反省しました!


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▲尾園さん撮影
講演を拝聴したあと、いよいよ展示を見せていただくことに!実は上の「WELCOME」、よく見たらトンボでできていますね。虫のウェルカムボード、友人の結婚式等のために制作したい(そして絶縁へ…)。
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入り口の前でまず目を引くのは、箱根ラリック美術館から借りたトンボ美術品。アール・ヌーヴォーからアール・デコにかけての動植物モチーフにはよだれが止まりませんが、トンボも素敵です。右のは車のボンネットにつけるものらしい、夜の首都高湾岸線で「トンボのZ―――――!!!!!」と言われたいものですね。わたしの免許証は高価な身分証ですが…。
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ラリックは宝飾デザインにあたってトンボの雌雄をきっちり分けるなど、かなり実際の姿に忠実であった様子。いいなあ…復刻とかしないのかなあ…2回目の訪問のとき、ご一緒したてつるさん(id:tetzl)さんの「でもお高いんでしょう?」という冷静なつぶやきが印象的でした。


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展示室には、琵琶湖の博物館からやってきた4m×3mのメガネサナエというトンボの模型がドーン!横にはヤゴもドーン!
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ヤゴのアゴは、虫や魚を捕えるときにビャッと伸びる動きも再現できる可動式。しかし来場者に自由にさせると、平均して2〜3週間で壊れることが実証済のため、やむなくおさわり不可となっております。
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世界のトンボたちの標本。実は床の世界地図と標本の採集地がリンクしているのですが、尾園さんは「あまり気づいてもらえなくて…」と残念そうだった。これから行く人はぜひ気にしてみてください。
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メレ山「トンボって眼も胴体もあんなにきれいなのに、標本にすると色が抜けちゃうものが多そうで残念ですよね」
尾園さん「そうなんですよ…冷やしてみたりアセトンを使ってみたり、色を残す方法は試行錯誤が続いていますね。だから写真で残したい、というのもあるし」
このカワトンボは翅にも色がのっていてきれい!
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こちらはチリのトンボ。南米の虫は何でも独特の感じがして憧れます。このたび、世界のトンボ標本1,500種3,000点が集結しているというから驚き!


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芸術・文化面の展示物のボリュームもかなり多いのが印象的でした。これは武具のコーナーです。トンボの陣笠に、兜にもトンボ。かわいい虫モチーフで、戦場でも差をつけられますね!というわけではなく、トンボは「後ろには進めない」ことから不退転のシンボルであり、「勝ち虫」と呼ばれて武人に好まれたんだそうです。
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▲尾園さん撮影
トンボ国際学会議のお部屋には、海外からの研究者にも楽しんでもらうためかトンボ兜がおいてあり、わたくしめも僭越ながらかぶらせいただきました。
武将メレ山「ありがとうございます!!ところで尾園さん…」
尾園さん「なんでしょう?」
メ「トンボって本当に後ろに飛べないんでしょうか?」
尾「…飛べるんですよ…これが…」
メ「な…なんと…」
トンボの身体は細い胴体、翅を支える強靭な筋肉、広い視野を確保しつつサングラスのように上からの太陽光線をカットする高性能な複眼など、とにかく高速で飛びながら獲物を捕えることに特化したデザインで、その飛翔能力は昆虫の中でもトップレベルなんだそうです。そもそも「後ろに飛べない」ことが強さを意味するのかというと疑問ですよね。ヤバい時は即座に逃げられたほうがいいに決まってる…わたしも「退く!媚びる!顧みる!」の精神で生きていきたい、そう思ったエピソードでした。
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いずれにしても、トンボが昔から人に愛されてきたことには変わりありません。日本の古い異名として「秋津島(あきつしま)」というものがありますが、秋津はトンボの古名。日本が「トンボ島」と呼ばれていたなんて、いまや人にとっても、そしてトンボにとってもピンとこない話でしょうね…。
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展示を見ていてふと、「そういえば、前にアサギマダラ(渡りをする蝶)を見に行ったのですが…旅をするトンボっていうのはいないんですか?」と訊くと「ウスバキトンボというのがいますよ!」とのこと。

ウスバキトンボは春に南方で発生し、繁殖しながら秋にかけてどんどん北上していくトンボ。夏にはたくさん見られるのですが、低温に弱くて冬になると幼虫も含め、北上個体はみんな死んでしまうそうなのです。冬を越せるのは、日本では南西諸島などの限られた地域のみ。アサギマダラが夏は関東などの高原で避暑し、冬は南方で避寒しているのに比べて、旅っていうかヤケッパチの香りがする。しかし「日本のトンボ」によれば、「極地を除く世界中にみられ、最も分布域の広いトンボ」だそうですから、ヤケッパチ作戦がいちばん強いということかもしれません…。
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高校生の方による翅脈の切り出し方がものすごいトンボ切り絵作品や虫の切手、食器、ヤゴの生体、
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中国のトンボ凧など、盛りだくさんの展示品を眺めつつ…
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メレ山「それにしても…(ゴゴゴ)」
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メレ山「なんでこんなに生き生きした写真が撮れるんですか!プロの方にこんなこと訊くのも失礼ですけど…でも…でも…!」
尾園さん「メレ山さんのそのカメラでも撮れますよ!こんどトンボ生態写真の撮影講座があるので、そちらに申しこんでもらえれば」
メ「うっそだー!撮れるわけがない!でも申しこみます!!」

ビオトープでトンボと向き合う、真夏のトンボ撮影講座

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そんなわけで、去る8月19日、尾園さんが講師をされるトンボ生態写真撮影入門に行ってきました。集合場所でまず諸注意をうけます。「熱射病にはくれぐれも気をつけること(交通機関の関係上、かなり暑い時間帯になってしまったそう)」「野外で昆虫観察する際、いちばん怖いのはハチ。スズメバチよりアシナガバチの毒で、毎年多くの人が亡くなってます」とのこと。尾園さんの腕でハチの毒を吸い出すポイズンリムーバーを実演されているのは、神奈川県博の苅部さん。トンボ保全の第一人者だそうです。
この日は水族館にお勤めの、ゲンゴロウを愛するHさん(こちらの日記にお会いしたときのことを書いてます)、そして美しい水族館写真で知られるてつるぐらふのてつるさんも参加されていて、個人的にオフ会っぽい一日であった!
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小田急線の新松田にあるアサヒビール神奈川工場。苅部さんらが造成に関わられたというビオトープガーデンが、今回の撮影会場です。池に降りていくにあたって、猫に気をとられるてつるさんとわたし…
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むっとする夏の熱気。
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説明が始まる前から、見慣れない黄色の鮮やかなイトトンボに視線は釘づけ。キイトトンボといって、神奈川では最近減少著しいトンボだそうです。ちょっと見まわしただけで水面を複数種のトンボが飛び交っている。これは期待できそう!
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最初に、苅部さんによるビオトープ造成のエピソードなど。アメリカザリガニは身近な存在すぎて、一般人にとって駆除の対象とは考えにくいのですが、ビオトープにとっては非常に厄介者。水を抜いて駆除しなければならないのだそうです。植生などに心を配って、数年かけて神奈川では有数のトンボ観察地になりました。そんな貴重な場所で、とにかくトンボを狙う!撮る!アドバイスを仰ぐ!「トンボの正面に入ると、意外と寄らせてくれますよ」とのアドバイスを胸に、今日はがんばろう…。ジマンじゃないが、オートフォーカスで押して撮るよりほかしたことないゼ!
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ガマの穂がかわいいねー
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オオシオカラトンボかな?
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藍色の翅が美しいチョウトンボです。交尾写真が多いのは、交尾のときはじっとしてるから…
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イトトンボの顔はロボみたいだなあ、と思いながら撮っていると、通りがかった尾園さんが「キイトトンボ、すっごく貪婪なんですよ!」とどこか嬉しそうにコメント。
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お尻をツンと上げて止まるショウジョウトンボ


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「水色と緑のあの大きなトンボ、すごく撮りたいけど速すぎて無理…」と思っていたら、木陰でお昼ご飯を食べているときにつかまえたギンヤンマを見せてもらえた!なんて上品でかっこいいカラーリングなんだ。お腹の青色が、トルコ石から刻みだしたかのようです。わたしはルリセンチコガネのようなピカピカした甲虫が好きなんですが、宝石度合いならトンボも負けていませんね。
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「今度、天蚕(ヤママユ)を見に行くんですよ」という話をしていたら、近くの枝から繭を取っていただく。虫の先生と野外を歩くと、いかに自分が何も見ていないかがわかるね!この繭は寄生されていたのか、不穏な穴が開いております…。
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ヤゴの大きさもいろいろだなあ。


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さて、午後になったことだし、本気出したいところです!
メレ山「先生…飛んでいるやつを…撮りたいです…」
尾園さん「これはねー、もう慣れるしかないんですけど。カメラをAF+MFにして、水にかかっている草なりにピンを合わせて、トンボがフレームインしたら撮る」
メ「置きピンってやつですか…聞いたことあります…」
尾「ずっとファインダーを覗いてて、来た!ってなってももう遅いですよね。なので目はファインダーに合わせずに周囲を見張っていて、フレームしたところに向かってきたらー、撮る」
メ「そんなムチャな…右足が沈む前に左足を出すみたいな感じじゃないですか!」
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メレ山「要するに反射神経ってことですよね!わたしにいちばん足りないものですよ!」
尾園さん「トンボもずっと不規則に飛んでいるわけじゃなくてホバリングしたり、縄張りを主張して同じところに何度も来たりしますからね。よく行動を観察してあきらめなければ撮れますよ!」
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ヌーン、フレームインしてくるところを撮らないかんのに、これでは追いすがってるだけである…
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「イイじゃんか、ちょっと付き合えよ」
「キャー」
足元でシオカラトンボがゴニョゴニョしはじめました。
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「俺様も参加させろ!」「横から何しに来てんだコノヤロー」「ギャー!アンタらまとめて消えてよね!」
どうやらメスの個体数が少ないらしく、大変な状況になっている。メスとて子孫は残したいのだろうけどこれはツラい…。
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やっぱり難しいけど、暑い中でトンボのことだけ考えるのは非常に無心になって楽しかった。
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「ミギャー」
イトトンボがクモの巣にからまっている。
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キイト「これまでか…せめて辞世の句を詠ませてほしいでござる」
メレ山「ここに来てのまさかの武将キャラ…」
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ナガコガネグモ「我の獲物を横取りとは不届きな奴。隠れ帯の錆にしてくれるワ」
メレ山「アンタもかい」
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参加者にアドバイスしてまわる尾園さんを盗撮。撮影技術だけでなくトンボの生態についてもさりげなく語ってくださり、さすがです。
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これはショウジョウトンボのメスかな?下腹部を水切りの石のように、水面に打ちながら産卵しています。トンボの産卵様式はバラエティに富んでいて、連結したまま産卵するもの、空中に卵をふりまくもの、ミヤマカワトンボのように潜水して産卵するものまで!トンボのオスも、コウビさせろ!と迫るだけでなく、産卵するメスのまわりを警護飛翔するものも多いらしい。
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シオカラトンボのオス「こうして見ると他国の姫もなかなかでござる」
ショウジョウトンボのメス「ギャー!曲者!」


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なにげなく並んだトンボを撮っていると…
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一同「おお!」
メレ山「こういうこともあるんですね!」
尾園さん「縄張り意識は強いんですけど、これは下がオオシオカラトンボで上がシオカラトンボなんですよ。だからこんなに余裕こいていられるんでしょうね。同種ならこうはいかないでしょう」
メ「別種だと余裕ぶっこいちゃうっていうのも不思議ですね!」
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オオシオカラトンボ「とはいえ、ええ加減にせーい!」
シオカラトンボ「ドヒャー」
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尾園さん「本気のカメラ持ってくればよかった…」
そしてさらにこの後、トンボ先生たちを驚かせる事態が!


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尾園さん「アレは…シオカラトンボの『♂型♀』!!!!!」
メレ山「ヘッ?」
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たしかに、さっき見た黄色いメスとは違って、まるでオスが二匹で交尾してるみたいに見えますが…
雌雄で体色が違う種で、メスがオスの体色をそっくり擬態する「♂型♀」は、(たぶん飛んでると普通のオスと見分けがつかないという意味でも)珍しい個体らしい。産卵の際にオスの干渉を避けるために男のなりをしていると一般的に考えられているそうですが、まだわからないことが多いそう。
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あれよあれよと騒いでいると、連結したまま湖面に移動。
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連結を解いて、点々と産卵をはじめました。おお…本当にメスなんだねえ…と思っていると
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オス型メス子「アギャー!!!!!」
Hさん「あれ、なんか動きがおかしいですよ。下のやつにかじられたかな」
メレ山「なにそれ!こわい!」
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Hさん「さっき見えた頭の感じからすると、ヤンマ系のヤゴかな」
メレ山「(数メートル離れてるのに水棲昆虫のプロすごい…)トンボがヤゴにお尻をかじられるなんて…」
オス型メス子「はーなーしーてーーーー」
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めいっぱいトリミングしてみると、たしかになんかの頭が見える。それにしてもホラー映画かよ!恐ろしすぎる…
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ブブブーン
ギンヤンマ「おや〜?」
オス型メス子「はなし…て…」
メレ山「ギャー!上空からもギンヤンマが!」
もし水面下のヤゴがギンヤンマの子だとすると、上からも下からも…というこのうえなく不幸な状況!
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ギンヤンマ「拙者もお相伴にあずかるでござるか」
オス型メス子「ヒィ〜」
ヤゴ「いかな父上といえども、拙者の飯に手をつけることは許せんでござる!」
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尾園さん「ああ…貴重な♂型♀が…」
メレ山「ギャッ!尾園さんの本気カメラでっかい!」
いつのまにか、本気カメラを車に走って取ってきていた尾園さんでした。
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その後、網で回収された♂型♀。しっかりお尻をかじられてました…。
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メスとして生まれるとオスに粘着されておちおち卵も産めないので男装してみたりしたものの、産卵はやっぱり危険と隣り合わせ、お尻をかじられたり頭から乗られたり…女三界に家なしな状況はトンボ界のほうがヤバい!と確信しました。
ちなみにテントウムシ業界もブラックらしいので、来世何になりたいかは万一誰かが希望をとってくれる場合に備えて今から考えておきたい。いまのところはカラスが有力です。→テントウムシ業界がブラックである証拠写真! - ココロ社
この日の様子は尾園さんのブログ記事トンボ生態写真撮影入門 / 夏の日のドラマ - 湘南むし日記でも。トンボ界のドラマチックさとブラックさを体感することができて最高でした!写真道は道のりが遠すぎるけれど、すごく楽しかった。ありがとうございました!
トンボ撮影会は、会期中に残り2回開催されるそうです。9月23日の分はすでに申込を締め切っているそうですが、10月14日分はこれから受付開始だそうなので、公式サイトを要チェック!>>2012年度特別展「大空の覇者 −大トンボ展−」 - 神奈川県立生命の星・地球博物館

通常展示もお見逃しなく

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最初に行ったとき、通常展示のほうも一人で回ったのですが、これもすごく楽しかったのでちょっと写真を載せておこう。
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この海獣スペースがすごく好きだ!
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そして、世界の昆虫を集めたスペースも圧巻。
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ニホンオオカミ「わたしが申し上げたいのは!箱根に遊びに来たついでにちょっと寄ろうかなーくらいの気持ちでいると!ここで一日使ってしまうかもしれないということです!!」
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「心して来るのだ…」

【2012.09.30追記】
てつるさん(id:tetzl)も撮影会の記事を書かれましたよー!透明感のある写真でうらやましい。憎い。こちらもあわせてどうぞ!
大トンボ撮影会 @大トンボ展 大空の覇者(神奈川県立生命の星地球博物館)- てつるぐらふ


Dragonfly-大トンボ展・トンボ撮影会 - a set on flickr