読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

メレンゲが腐るほど恋したい

旅行記や生きものの話を写真多めの長大な記事で送ります

蔡國強展「帰去来」横浜美術館

Untitled
横浜美術館に蔡國強展「帰去来」を見に行った。写真は大ホールに展示された「夜桜」という作品(これだけは写真撮影可能)。
美術の知識はほぼゼロだが、京都国際芸術祭で見た「農民ダ・ヴィンチ」(中国の農民発明家が作ったギリギリな感じのロボット群)がすごくかわいかったので、横浜市美術館に来ると知ってずっと楽しみにしていた。今回の展示は、火薬を使った作品がメイン。いずれも大物ばかりなので、点数は十点くらいと少ないがいずれも迫力がある。
会場は老若男女で賑わっていた。99匹の狼のレプリカがうねり舞う作品「壁撞き」をフライヤーで見て「これは行かねば!」と思った人も多そう。中国・日本・ニューヨークと拠点を変えながら大きなプロジェクトを手がけている人気美術家だけあって、五感への訴求力がすごい。北京オリンピック開会式の視覚効果監督として超豪華な花火の演出をしたり、日本の桜や花札、中国の白磁といったモチーフはすごくベタで、一歩間違えたらすごくダサくなってもおかしくないと思うんだけど。
今回の展示の制作風景を撮ったものと、これまでのポートフォリオを現在から過去にわたって逆に振り返る「巻戻」の二点の映像も見られる。火薬を使った作品の製作風景には「これはマッドマックスや~!!」と鳥肌が立った。会場にはまだ、かすかな煙のにおいが漂っている。
映像を見ているとき、前で見ていたおばさまが花火や火薬が炸裂するたびに「ファッ?!」とか「まあ~」って小さく言ってたのが愛おしかった。
Untitled
ホールの2階では、作品を裏から見ることができます。和紙のところどころに、火薬で空いた小さな穴が空いている。