沙東すず

以前はメレ山メレ子という名前で「メレンゲが腐るほど恋したい」というブログを書いていました

11/17(土)・18(日)「昆虫大学」・入場券と豪華虫グッズのプレゼントキャンペーン!

先日開講の告知をしました、虫のプロたちに虫の魅力を教わる新感覚イベント昆虫大学はてなブックマークTwitterfacebook等でも

  • 講師陣が豪華すぎる!
  • 校章がかわいすぎる
  • 虫屋台で虫を食べてみたい
  • 夜行バスをとりました
  • 変態のすくつ感がすごい

など、さまざまな反響をいただいています。
そこで昆虫大学をより盛り上げるべく、Livlis(リブリス)さんのご協力を得てプレゼントのキャンペーンをすることになりました!Livlis[リブリス] - Twitterでほしい&あげる -は、Twitterのアカウントを使って気軽に物々交換ができるウェブサービスです。

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昆虫英才教育がすごい!夢の保育園を見学した

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いまや他人事のようにおぼろげな記憶なのだが、幼稚園を登園拒否したあげくに転園したことがあります。
毎日のようにある知育っぽいテストが嫌だった。説明を聞いていないからエンゼルフィッシュの形の厚紙を台紙のどこに貼ったらいいかわからず、かといって周りに訊くこともできず、放り出して逃走することもできずに途方に暮れていた。豆まきの絵を描いて先生に持っていくと「建物の外も塗りなさい」といって突っ返されるのも嫌だった。夏服・冬服・合服とやたらにバリエーション豊かな制服も窮屈で嫌いだった(これは今見たらかわいいと思うはず)。ミドリガメに食パンをあげて池の面を油でギトギトにするのが好きだったが、みんなの輪に混じらずにいると先生が横にやってきて、はみだしっ子の心を開かせようといろいろな話をしてくるのが子供心にもきつかった。負担をかけているのを小さいながらビンビン感じた。

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「大トンボ展」で、大空の覇者・トンボの魅力に酔いしれる

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「俺が大空の覇者だ!」
ここ数日、関東ではやたら夜が涼しくなり、センチメンタルな秋の気配。秋の虫といえば、鈴虫などの鳴く虫とあわせて、田んぼに群れて飛ぶトンボなどを思い出す方も多いのでは?わたしも小さいころ、ドブ川の土手で大量の赤トンボを口を開けて見ていたものです。
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2012年度特別展 「大空の覇者-大トンボ展」 - 神奈川県立生命の星・地球博物館
今年の7月14日から11月4日にかけて、小田原にある神奈川県立生命の星・地球博物館では「大空の覇者 - 大トンボ展」という特別展を開催しています。この夏、展示とトンボ撮影会に参加し、それまで特別に意識したことがなかったトンボの魅力にちょっと触れることができました。

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「星の王子さま」に出てくる怪樹・バオバブの並木道で、カメレオンの押し売りを受ける

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この7月にマダガスカルに行ってきた。行ってきたと書いてよいのか、本当はよくわからない。今でも行ってきた実感がないのは、あまりに遠すぎるからか、はじめて旅先で体調を崩してゲロを吐いたりしていたからか、風物が今まで行った場所と違いすぎたのか…たしかに大地が赤くて火星みたいだったわ…一部では「小田原で泣きながらカマボコを食べているのを見た」という証言もあり、もうそっちのほうが本当なような気もしています。
行った証拠はパスポートの入国記録と、2000枚程度の写真だけ。これからこの写真をもとに粘着質な旅行記を書くことで、8日間足らずのマダガスカル旅行を自らにアイデンテファイしたいのです。

あらゆる意味で遠い国、マダガスカルに翻弄される会社員の有休

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出発の2ヶ月くらい前から「マダガスカルに行く」とうわ言のように唱えてきましたが、まあ9割以上の確率で「それってどこにあるの?」と言われます。世界で4番目に大きな島でありながら、日本での認知度は低い。そうです、アフリカの東にあるのです。
その次にくる質問は「何しに行くの?」なので、それにも答えられる地図になるよう尽力しましたが…みんなはどうせハワイとかモルディブとか行きたいんでしょ?むしろハワイに何が楽しくて行ってるのか、聴取したいのはコッチなんだよ!
それでもわたしは旅行に向けてマダガスカル関連書籍を読み、半休をとってマダガスカル大使館に行ってビザを申請し、飼っているアゲハの幼虫の羽化スケジュールに心を配るなど、おさおさ怠りなく準備していたわけです。下のような事態になるとは夢にも思わずに…

▲ 発 狂
マダガスカルにはバンコク経由で行くことになっていたのですが、成田空港のタイ航空カウンターにチェックインしようとしたところ、受付のお姉さんが顔を曇らせて電話をかけ始めたのです。そして「バンコク発のマダガスカル航空便がフライトキャンセルになっているので、バンコクまで行くかどうかはマダガスカル航空に問い合わせてから決めてください」と告げられる。その場で旅行会社に問い合わせてわかったのは下記2点。

  • 部品のメンテナンス不良で、飛行機がアンタナナリボ空港を発てていない。新部品は旧宗主国・フランスから取りよせて見ないと、メンテできるかもわかりません!
  • バンコク発・アンタナナリボ行の便は土曜発と火曜発の週2便のみ。修復の目途が立たないので、1便まるごとキャンセルの可能性も高い(最終的にはそうなった)

オオ…なんということでしょう…。しかし、あれだけマダガスカル行きを吹聴したのに職場でパソコンをパチパチするなんてつらすぎるし、また半年or一年後に再起をはかったとしても、もう一度「マダガスカルはどこにあるのか」「マダガスカルに行く理由」を説明するのも面倒すぎる。おめおめと帰れようか!旅行会社は完全返金の方向で考えてくれていたのですが、休みをスライドして土曜発→土曜帰着のプランを火曜発→火曜帰着のプランに組み替えることを提案。時差や休日などであまり時間のない中、担当者の方はものすごい勢いで各種予約を取り直してくれました。大感謝です!!
部品はなんとかくっついたようで、火曜にはなんとか飛び立つことができたのでした。バンコクまで6時間、さらにアンタナナリボまで9時間半。距離の話ではなく、なにかとんでもなく遠い場所に行くのだと思い知らされたのだった。途上国旅行が好きな方には日常茶飯事なのかもしれないが、飼い馴らされた会社員ブロガーにとっては苦い思い出となりました。

マダガスカル旅行8日間・旅程概要(12/07/10-17)
1日目 成田→バンコクアンタナナリボ
2日目 アンタナナリボ→モロンダバ。バオバブを見る←★イマココ!
3日目 モロンダバ→アンタナナリボ チムバザザ植物園、展望台、おみやげ市場など市内観光
4日目 アンタナナリボ→タウランニャロ経由でベレンティ保護区 トゲの森でナイトサファリ
5日目 ベレンティ保護区 体調を崩しつつ、キツネザル三昧 
6日目 ベレンティ→タウランニャロ→ペリネ保護区
7日目 ペリネ→カメレオンパーク→アンタナナリボ(→バンコク) インドリ・レムール・その他ふしぎ動物を堪能
8日目 バンコク→成田 

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7/24(火)「顔の見えるインターネットナイト!」に出ます

【2012.08.18追記】公開インタビューでお話した内容を、記事にまとめていただきました!ASCII.jpにて公開されています。
古田雄介の“顔の見えるインターネット”特別編 ― 第1回 「責任の取れる範囲で出ていきたい」メレ子さんの距離の取り方


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コンニチハー!みなさんお元気ですか?わたしはと言えばアゲハの幼虫の羽化に一喜一憂したり、かねてより計画していたマダガスカル行きがフライトキャンセルになったり、その次の便でなんとかマダガスカルにはついたものの疲労により嘔吐したあとウォーキングサファリに行って脱水症状になりかけたり、キャンディー「小梅」で命をつないだり、帰国した翌日にカイコの幼虫を入手して飼い方がわからず一喜一憂したり、さらにベランダのミカンやクチナシに新たなアゲハやオオスカシバの幼虫が発生したり…と、なぜか幼虫分が多めのエキサイティングな毎日を送っております。

そんな丸々した近況は措くとして、先日フリーライターの古田雄介さんが『中の人 ネット界のトップスター26人の素顔』という本を出版されました。ASCII.jpでの4年にわたる連載「顔の見えるインターネット」を元にしているのですが、インターネットの人気サイト管理人たちへの丁寧なインタビュー集で、とても濃い内容となっております。

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虫を愛でる人々とハイセンス虫グッズの祭典「虫愛ずる一日」体験レポート

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6/16発売の隔月刊タウン誌「おおいたCONKA 7・8月号」に載っています。「もっと撮りたい大分写真」という特集で、昆虫写真の担当(担当?)としての登場です。これまでに撮った昆虫写真をセレクトしたものでページ構成していただき、昆虫ひいては昆虫写真の楽しみを説くコラムも800字程度書きました。
編集長さんと東京でお会いしたとき、プロのカメラマンさんをお連れいただき写真も撮っていただくことになったんですが、夜の銀座で虫好きブロガーっぽい写真を撮るのが難易度高かった。最終的に選んだ場所が日比谷公園のトイレの裏だった(なんか灯りがやわらかくて光量があった)んで、写真写り以前に通報されないかビクビクもんでした…しかし送っていただいた写真は個人的に永久保存版であり、プロこわい!と思った次第です。
基本的に大分の書店で取り扱われておりますが、CONKAウェブサイトからも購入可能です。表紙は別府出身のアイドリング!!!後藤郁さんだそうです。ぜひお手にとってみてくださいませ。

虫や虫愛ずる人を愛でた一日のレポートです

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前回の記事でお伝えしましたとおり、鈴木海花さんと宇佐美朋子さん主催の虫を愛でるイベント「虫愛ずる一日」に行ってきました。

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