去年の夏に行った八重山旅行の日記を「さすがに今年の夏中に終らせないと二度と書くことはないだろう…」という気持ちになったので更新します…。
ちなみにいままでの分はこちら↓
石垣島で迎える最終日は、石垣島鍾乳洞というところに行ってみることにしました。
あまり期待してませんでしたがけっこう奥行きがあってファンタジックです。
一部ライトアップもされていて、ディズニーランドのなんとかマウンテンをホーフツします。
ちなみに車で2、3分の距離のところに八重山鍾乳洞というのもあります。よっぽどの鍾乳洞フリークでない限り、石垣島鍾乳洞を見たあとはスルーしてしまいそうですが、ここは動植物園もあってなかなかオススメなのです!
人気のない遊歩道を動物めざして歩いていく。このときは既にジャングルとかを見すぎたあとだったので無反応でしたが、今見ると「自分の部屋が熱帯雨林だったらいいのに…」と思わずにはいられませんね。
しばらく進むと「千本足ガジュマル」というでっかいガジュマルがつくる木陰に、数羽の鳥が放し飼いになっていました。
鳥も暑そうです。
クジャクもいます。
えらくけばだっていますが大丈夫でしょうか…。
「ヤヤ!久しぶりの客人でござるな!ものども出会え〜!」
エサを求めてガジュマルの下につどう鳥ども。
メレ子「順番に並んでくださいね〜」
ガジュマルの下で動物とたわむれるなんてブッダみたいで楽しすぎるのですが、あいにくメレ山も鳥も煩悩まみれです!
エサの粒が入っていたモナカを奪い合う鳥たち。メレ子は完全に圏外になりました。
そんな我々を冥府の門から鬼が迎えにやってきたようです。
「有り金ぜんぶおいていけ」
「オイテケー」「オイテケー」
「おっと、置いてくだけじゃ困るのでここで換エサしてもらおう」
ヤギの顔を見るとむしょうに腹が立ったので、エサを届くか届かないかのところに置いてみたらすごいことになっていました。
広大な園内には琉球民家を再現したものなどもあって、けっこうバラエティに富んでいます。
看板によれば由布島の水牛が年金生活を送っているはずなのですが、姿が見えないばかりか池も消えかかっている。人間であるメレ山ですら年金をもらえるか危ういのですから、いわんや畜生に於いてをや…ということなのでしょうか…いや、普通に天寿をまっとうしたのだと思いたい。メレ山の年金も戻ってくると思いたい。
崖墓(キチィパカ)という15世紀のお墓。再現したものかと思っていたら本物のお墓で驚きました。
お墓といえば石積みの下に骨が埋めてあるイメージですが、後ろの横穴に骨が横たえられていて、目で確認できます。このほうが寂しくない感じだし、ひょんなことから生き返ってもすぐに這い出してこれそうです。
植物園というか沖縄的雑草が勝手に生い茂っている中に、シロアリの巨大な巣を発見しました。
近くに寄ってのぞいてみると…しずく型の頭をしている!これはタカサゴシロアリの兵蟻ですね。
トゲの先から液体を出して敵を攻撃するというからめっちゃかっこいい…。八重山植物園で見られたものの中でいちばん感動しました。わたしの技術ではこれがトリミングしてせいいっぱいですが、てふてふの生活 タカサゴシロアリの兵蟻では美しすぎるタカサゴシロアリの姿態を見ることができます。
近くに色違いのあやしい虫がいたけど名前がわからなかった。誰かが名前を教えてくれないとヤエヤマメレダルマと命名してしまいますよ!いいんですか!
【2009.9.27追記】やはりよくはなかった。id:rnaさんからブックマークで「ヤエヤママルウンカ」ではないかと教えていただきました。ネーミング的にわりと惜しい(惜しくない)
鍾乳洞はどうしたんだと思われる方もいるかもしれませんが、古代人鍾乳洞という古代人の生活跡が残る鍾乳洞もあります。ドンキホーテどころじゃなくなんでもそろう不思議なジャングルですよ…。
このおびただしい動物の骨は古代人がマンガみたいな肉を食べ散らかした痕跡でしょうか。まさか由布島の水牛もここに…ゲフンゲフン
貝とか石を展示している建物。もはや愛以外のものは何でもそろっているといっても過言ではないでしょう。ビギンや夏川りみ等の島唄風ポップスを絶え間なく流しているという事実がなければ中の沖縄民家に移住してしまいたい…いや、その事実は致命的すぎる。「忘れてきたナントカがここにあるがそれが何なのかはあえて説明しない」というメッセージを囁かれつづけるのはつらすぎるから…。
このあとは石垣市中心部に戻り、公設市場などをひやかして初の沖縄旅行は終了しました。正直めちゃくちゃ暑い・アンド・ハードスケジュールで写真には写らない疲労をかかえまくっていたのですが、今こうして日記を書いていると「また行きたい」という感想しか浮かんでこない。次はナナホシキンカメムシなどに会いたいものですね。