10/6(土)7(日)の昆虫大学2018を終えて上海に帰ってきました。
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国慶節の休みで直前の一週間を丸ごと準備に使えるし、いけるやろ…と踏んでいたが最後はやっぱりヘロヘロだった。
#昆虫大学2018 に関わってくださったすべてのみなさま、ありがとうございました。大幅ブース増や同人誌刊行を含め、今回あまりにフロシキを広げてしまい死ぬかと思いましたが、出展者・スタッフ・来場者すべてが楽しみつつまわりを楽しませようとしてくれたので、熱気がヤバい幸せな場所にできました。
— 沙東すず / 旧:メレ山メレ子 (@merec0) 2018年10月8日
とくに事務方のみなさんには感謝してもしきれません。出展しつつ運営に多大な時間を割いてくれた猛者、夜学のためのおいしい夜食をがんばって探したり細部に心を砕いてくれるスタッフ、当日スタッフとして怒涛の現場に放りこまれつつもどういう場にしたいか理解して自ら工夫してくれるすごい人たち
— 沙東すず / 旧:メレ山メレ子 (@merec0) 2018年10月8日
手応えみたいなものは毎回大きくなっていて、このまま自分が楽しい方にやっていけばいいんだなあと思いつつ、自分の進め方についての課題とか規模が大きくなったことに起因するトラブルやイベントへの誤解を受けそうな部分も見えてきて、反省・対応事項リストの長さがえらいことになってます
— 沙東すず / 旧:メレ山メレ子 (@merec0) 2018年10月8日
このまま自分が楽しみ続けられるようにいろんな体制を整えて、#昆虫大学2020 はさらに楽しくしたいぞー、そしていつも協力してくれる人たちとはまた酒を飲んだり!いきもにあや博物ふぇすで約束しなくても出会えたり!フィールドに行って言葉少なく生きものに熱中する楽しい時間を持ちたいぞー!と思う
— 沙東すず / 旧:メレ山メレ子 (@merec0) 2018年10月8日
常日頃「#昆虫大学 は学長メレ山の個人的欲望の発露としてやる。イベントを完全に私物化するため出展者は募集せずすべて一本釣りするしショバ代謝礼その他諸経費はワイの財布から出す以上みんなの意見を聞きつつワイの思うとおりにするので、いっしょに面白がれそうな人だけ乗っかれ」と宣言しとります
— 沙東すず / 旧:メレ山メレ子 (@merec0) 2018年10月8日
が、所詮お客さんにとってはこちらの思惑など預り知らぬこと、学長の存在を知らない人も多いどころかわたしがただのスポークスマン、さらに背後に入れ知恵してるパトロン?組織?がいる前提で話をされたり(そんなことして誰に何の得があるのか)自分の労力や能力を認められたいのに徒労感があります!
— 沙東すず / 旧:メレ山メレ子 (@merec0) 2018年10月8日
なので友達がいろいろ知恵を絞ってくれた結果、今後は昆虫大学をアパホテル化し、学長の存在と本学の理念をムダにゴリ押ししていきたいと思います。まずは小手調べにポテチとバッタと学長や関係者のコスプレ写真が乱れ飛ぶみすず学園的なフライヤーを制作していきたいですね。
— 沙東すず / 旧:メレ山メレ子 (@merec0) 2018年10月8日
そんなに目立ちたいのかと思われるかもしれませんが、二度言いますが労力や能力は余すところなく認められたいし、あと可能な限り良い意味で認められるように目立ちたいですね
— 沙東すず / 旧:メレ山メレ子 (@merec0) 2018年10月8日
昆虫大学はこれまで3回やっているけれど、なんだか今回は特別だったような気がして、まだ夢の中にいるような気持ち。帰りの飛行機の中でも時間の感覚がおかしくなってそわそわして、この飛行機はほんとうに上海に着くのだろうか、よくある夢みたいに現実感がないままどこかへさまよい続けるのではないか、と不安になった。
単に来場者数が2157名(再入場者数を含みません)と大きくジャンプアップしたというだけではなくて、
・ただでさえ土壇場にならないと力が出ない学長が中国にいる
・そのため、今まではほとんど組織化していなかった(学長・工作大臣・デザイン大臣の3人だった)運営をチーム化して、できることはなるべく手分けして動いた
・これまでの集大成として分厚すぎる同人誌「昆虫大学シラバス」を編集してイベントで初売り
など、はじめての挑戦ばかりだ。どれひとつとっても課題が大きすぎる。
昆虫大学は昆虫の良いところを同好の士と共有する趣旨のイベントなのだが、今回は本当にスタッフ・出展者・来場者のすべてから、人間の良いところを見せてもらいすぎてくらくらしている。関係者も総勢2200人がみんなで好きなものの話をして、混雑時にもおたがい楽しめるように譲りあって、想定外のトラブルにも精一杯の対応をしてくれていたということになる。書きたいエピソードばかりなのに考えがまとまらない。
書くとすれば運営のことだろうか。わたしは思いつきで暴走するわりには雑で詰めが甘いので、忙しくなってくると「まあこんなもんでいいか」と端折ってしまうところがあるのだが、今回はそれを運営スタッフがひとつひとつ正してくれた。
来場者数が多すぎてチケットが足りない!となって、もうとりあえず他と識別できる小さな紙ならいいよ、人手足りないし、とわたしは言ったが、当日スタッフの美大生たちが「こういうのは思い出に残るものだから、少しでもいいものにしないと」と楽屋で超スピードの仕込みをはじめて、レアな絵柄を混ぜたりして遊び心まであるかわいいチケットにしてくれた。
(昆虫大学そのものの取材ではないのだが)(だからこそ厄介でもある)会場にテレビのクルーが来てちょっとした面倒が発生したときも、「テレビの人がしょうもないのは毎度のことだし」と諦めそうになったわたしを工作大臣が止めて、言うべきことはきっちり言っていた。ほかのスタッフも、お客さんからよく出る質問にはすぐに掲示を追加したり、混んでいる場所を見つけて動線を変えたりという工夫を情報共有しながらやってくれた。来た人が楽しめたとすれば、それは「基本的には学長の好きにさせてやるけど、自分の持ち場で妥協はしないよ?」という最強の人たちが、空間のすみずみまでビッと気合いを入れてくれたからだ。
あんまり関係ないけど、この動画を思い出した(見ると泣くのであまり見ないようにしている)。
youtu.be
日常はいいことばかりではないし他人とも分かり合えないことの方が圧倒的に多いけれど、それでもたまにめちゃくちゃ心が通じた気がしてしまうときがある。それが思いこみや錯覚だとしても、わたしが今生きていくにはそんな錯覚がちょいちょい必要だな、と思う。大分には九州新幹線通ってないけどな!