沙東すず

以前はメレ山メレ子という名前で「メレンゲが腐るほど恋したい」というブログを書いていました

塗装と宴会の週末

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先日、思い立ってインナーテラスの塗装をはじめたのだが入隅を塗ったあたりでペイントがなくなってしまい、中断を余儀なくされる。家がアニッシュ・カプーア展みたいになった。

追加発注したペイントが届いたが、平日の夜がんばる気にはなんとなくなれず、土曜の朝6時から塗りはじめる。天井を塗るときにはしごの高い段に立つのが嫌すぎて、どうやってやってたんだっけ?とやるたびに思う。作業中に慣れてはくるのだが、もしはしごから落ちて助けが求められない状況になると簡単に死ぬ。かわいい家にてひとり死す。あとには売りづらいかわいい家が残される。塗りさしの。養老天命反転地みたいなカラーリングの。

BGVでNetflixの「ダブル」と「ブラッシュアップライフ」を観終えて(聴き終えて)しまう。わたしは「あなたは来世グアテマラ南東部のオオアリクイに生まれ変わります」と言われたら「次の転生も哺乳類なんてかなりレアだな」と思いながら受け入れると思う。確率的には昆虫とか菌類とか珪藻とかだよね。
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インナーテラスはパッションフルーツという名前の紫色になりました。その奥の部屋にはジャックフルーツという名前の黄色のペイントを塗ることを考えている。

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無事に塗装を終え、午後から家で飲み会。むしろ飲み会があるから塗装をがんばった。牡蠣、燻製、ワイン、ローストビーフなどが集まりひときわ豪華な感じに!蒸すとおいしいとのことで、おそるおそる圧力鍋で蒸してみる。

「蒸しても殻が開かないやつはもともと死んで傷んでいたはずだから無理に食べない方がいい」と言われ、「鍵が開かないってことは家に入るなってことなんだ」というセリフを思い出す。テッド・バンディだかジェフリー・ダーマーだったか、とにかく連続殺人犯も連続殺人犯なりに験を担いでいるというエピソード。牡蠣にしてみれば大量殺戮犯には違いない。

16時くらいからはじまった飲み会は夜の1時半まで続いた。日曜はみんな頭痛や二日酔いに悩まされたらしい。わたしも体に力が入らず昼まで寝ていたが、寝ていてもなんとなく気持ち悪いので、布団から這いだしてホームセンターに向かう。

買っておいたウォールシェルフを寝室の枕元につけるための材料をいろいろ買ってきた。

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ウォールシェルフのねじ穴が径1センチほどもあって、普通のねじには大きすぎる。結局ホームセンターにあった「スピード・ミニ10 どこでも下地」とかいう薬剤でスポンジを固化して一度穴を塞ぎ、気休めにワッシャで押さえつつ石膏ボードアンカーで固定した。強度は若干心許ないが、枕元に集まりがちな目薬やティッシュやリモコンなどを引き出しに入れたいだけなので、たぶん大丈夫だと思う。まるまる太った猫ちゃんなどが乗ったら危ないが、猫ちゃんはいないので問題ない。猫ちゃんか…猫ちゃんがいたら100000000点の家になってしまうが…としばし遠い目になる。

棚こそ付いたもののやはり元気がないので、早めに就寝する。土曜に二日分の活力を使ってしまったのだから致し方なし。楽しかったし!