沙東すず

以前はメレ山メレ子という名前で「メレンゲが腐るほど恋したい」というブログを書いていました

日記(2024年9月23日~2024年9月29日)

2024年9月23日 月曜日
起きてゴミ出しに行ったら爽やかで涼しくて、思わず窓を開けて二度寝してしまう。
菊川さんがうちの近くでおいしいビリヤニが食べられるお店を教えてくれたのを思い出し、今日はビリヤニと美術館の日にしようと決める。

店内のほとんどがパキスタン系と思われるお店でマトンビリヤニを頼んだら、チキンビリヤニならすぐできますとのことでそちらに。美味しかったのでいつか友達と来て、いろいろ頼みたい。


そのあと東京都現代美術館に向かい、高橋龍太郎コレクション展を見る。
精神科医のお医者さんによる圧巻のコレクション。わたしでも知っているような有名な作品ばかりで、途中からなんだか現代美術の教科書を読んでるような気分に…こういう圧倒的なコレクターが作家を有名にしてきた面も大きいのだろうけれど。
好きだった作品は青木美歌の車とガラスの作品、あとは〜の「サーフ・エンジェル」。これらが一堂に会する部屋が最高だった。


わたしが好きな作品って
・でかいor細かいやつ
・光ってるやつ
・どうぶつ感があるやつ
のだいたいどれかだよな…。でもみんなも好きでしょう。そうかそうか。

ミュージアムショップに向かうと、こちらにも龍太郎コレクションの名和晃平が。ほんとにほんとに…ほんとに……ほんとに……らいおんだ……?
www.kokoronokai.jp
これがロビーにあるメンタルクリニック、受診してみたいかもしれん。
清澄白河から都現美への道って何のおもしろみも日陰もない。涼しい日でよかった。

帰宅後、三連休が終わってしまう悲しみに打ちひしがれる。
寂しいって思わない日がなくもないけど、結婚してたり子供がいたら寂しくないわけじゃないんだよな。それで寂しさから暴走して周囲にむちゃくちゃ迷惑かけてきた人もずいぶん見かけるし。


2024年9月24日 火曜日
イベントとシラバスの準備が進んでいないので、早く帰ってゴリゴリ依頼をする。


2024年9月25日 水曜日
午後はとある作業をする。わかっていたことだがとんと役立たず。後輩のコミュ力に脱帽する。「この子と話すと気分がよくなる」っていう究極のチャームを持つ人っているね?!


2024年9月26日 木曜日
わりと発作的に午後半休をとる。


あまり気分のよくないことがあったが、LINEで関係ない人に愚痴ったら悪口がハモったので笑顔になる。こういうことで意外と大丈夫になる。
さらに涼しくなって調子が悪いのを見かねた友達にごはんに誘ってもらい、ますます元気に。


2024年9月27日 金曜日
休んでいる人が多くて静かな一日。
お昼に総裁選があり、ネット右翼と右翼の一騎打ちになったので正直いって絶望的…と思ったら右翼が勝ってあらら、となる。


本好きを名乗る人たちが、建築雑誌に載っている個人の家の本棚をあらん限り叩いてるのをネットで眺める。わたしはこの本棚、悪くないと思った。自分がこの家の子供だったらめちゃくちゃワクワクしてしまう。
似たような話で、ツイッターにあひるを飼ってる人がいるんだけど、川に連れて行った写真をあげるたびに「流されそうで怖い」とコメントする人がいる。そのたびにその人は「特別危険があるとは思っていないし、あひるの気質にもよるしその感覚を見る人みんなに分かってもらえるとは思えない」と説明してる。
この「みんなに分かってもらえるわけじゃない、ワクワクするけど危険っちゃ危険なこと」の許されなさが加速度的に上がっていて「人それぞれ」で済ませてもらえない感じ…。
あ、別に昭和に戻りたいとかじゃないです。


帰宅後に校章デザインのオンライン打ち合わせ。なんか良いものになりそうな予感がする!!
そのまま参考資料を依頼するメールを書き、近所の中華屋で麻婆豆腐を食べてビールを飲む。


2024年9月28日 土曜日
いろいろだらけているが、スクワットのアプリだけは続けています。やった方が調子がいい。
腕立て・プランク・腹筋のアプリも入れているが、回数をこなしてもあまり効いてる感じがない。自分の思ったとおりに身体を使えた経験じたいがほとんどないからいまさらだよね。


陶芸教室で、たまっていた上絵付を5枚一気にほどこす。上絵具を摺るのはまあまあ面倒なので一気にやるとそこそこ効率的、とはいえ溜めすぎた。最初のほうに作ったお皿の骨描きは特に線がヘロヘロで見ていてつらいが、完成まではさせるべきだろう。
ミニ電気窯には中板が一枚しか付属しておらず、探せば出てくるかもしれないがとりあえず五寸皿とわさお皿(二回目)を焼成する。
わさお皿の一回目の仕上がりを見た先生が「ずいぶん薄くない?」とコメントする。絵付教室の先生には「二度三度と塗っては焼いて仕上げるのが普通」と聞いているが、成型教室の先生からすると驚きらしい。絵付教室のも千圃堂の絵具だと思ってたけど違うのかな?メーカーごとの違いは試してみないとわからないか。
黒沢清の映画「Cloud」を観に行きたかったが、絵付して塗りすぎたところを竹串で削って、窯が焼成温度まで上がるのを待ちながらカレー皿の削りもやって…とやっていたら21時すぎまでかかったので諦める。


次の本焼きの予定は11月とのことである。やっぱり家に窯が欲しいかな…。


2024年9月29日 日曜日
朝から雑用をして過ごす。机に向かいたかったが時間がなかった…。
作業BGVで「落下の解剖学」を観る。これまで飛行機の中などで何度もチャレンジしては寝落ちしてきた内容だが、評価が高い作品なので「どこから面白くなるのかな?」と思っていたらそのまま終わってしまう。
特に犬への仕打ちは許せん。しかもただのペットじゃなくて無償の愛と知性で人に尽くす介助犬にだよ、あんなことをできる人たちを「いろいろあるけどみんな不完全な人間だよね」みたいな感じに描くんじゃない。さすがサマー・ドッグ本家の国(フランス)の映画。


夕方、飲み会前にガチャガチャコーナーへ。「はしもとみおのウルトラ怪獣彫ってみた。」シリーズ、ピグモンとウーだけはどうしても欲しい。
なにしろ一個800円のプレミアムシリーズだから、ダブり具合によってはおサイフが死んじゃう。
祈るような気持ちで回すと、ピグモン→ゴモラ→バルタン星人→ウーの順で、なんと四回で四種をコンプリート。これは最高の結果なのでは?!


ウキウキで御徒町へ向かう。
仲御徒町のカラカナでGARAGEタカイくんの個展「intersection」を見て、蝋梅のつぼみのピアスを購入。
アールデコのジュエリー図録を見ながらタカイくんが「今後こういう系統のも作ろうと思ってて…」と言ったやつが好みにドンピシャすぎて「あっ!これのパチモンを作ってほしいです!」と言ったら、横で見ていたくまのに「わたしも思ったけど失礼だと思って言わなかったことを軽々と!!」とコメントされた。すみません!でもアールデコの強そうな復刻ジュエリーも好きなんです!欲しいんです!
展示クローズ後に四人でごはんを食べる約束をしており、時間になって奥から出てきたmeminiちゃんを見ると、ウーとバルタン星人を握りしめているではないか。ダブりのバルタン星人をわたしとくまのにくれようとしたので「実は…コンプしてしまいました…」とウルトラ怪獣たちを見せる。


神田味坊で、ウルトラ怪獣に中華料理を囲ませながらいろいろ注文。最近の作業BGVについていろいろ教わる。楽しい飲み会だった。

帰宅して、怪獣たちにわさおを包囲させ、しばらく眺めてから寝る。